2012年12月12日水曜日

フレームとレンズ・メガネやサングラスの価格について

今回はメガネやサングラスの価格について動画を作成させていただきました。

眼鏡やサングラスは大きくはフレームとレンズというもので成り立ちます。

よくフレーム素材やレンズ素材が同じものを使っているというような謳い文句で、

それなのに価格が安価なものというものも数多くあります。

確かに元々使っている原材料や素材の名称は同じかもしれません。

ですが、仮に同じ素材や材料だったとしても、

使ってある素材の量や仕上げ、人の手の数や金型、特許など、

様々な要素が加わって一つの製品が出来上がっております。

これは何もメガネやサングラスだけに限ったことではなく、

どんなものにも言えることだとは思います。

何故同じ名称の素材を用いていても価格が異なるのか

安かろう悪かろうというわけでも決してないですし、

高い金額のものが必ずしもいいものというわけではないとは思いますが、

価格というものはメガネにおいて申し上げれば

それだけの価値を持つものです。

特に人間の眼というのは人間の臓器の中でも唯一むき出しの臓器であり、

眼というのは自己回復が出来る器官ではありません。

つまり、一旦障害を負ってしまったら元に戻せる可能性はかなり低いものです。

日常生活でも有害光線の脅威、肌に接触する部分の素材やバランス

使用していく中での自然劣化や破損などもありますし、

スポーツ時などは常に危険と隣り合わせの中、

確実に眼を保護してくれるアイテムでなければ、いくら安く手に入ったとしても

ご自分の眼も、その機能もお金では買えないものです。

今回こういった動画と記事をご覧いただき、少しでも多くの方に

その価格と価値を認知していただければ幸いです。

■金栄堂タケオNEWS



例えばチタン製のメガネフレームがあったとします。

片方は\20,000、片方は\40,000の価格だったとして、

どちらも同じチタン製のメガネフレームであるのに、

どうしてこんなにも価格が異なるのでしょうか。



この画像では上のフレームが\20,000のフレーム、

下の画像のアイテムが\40,000強のフレームです。

素材名称はどちらもチタン製のメガネフレームです。

まず素材で言えば例えば上記のチタンという表記については

JIS規格でメガネフレームで表示する純チタンとは、

メガネフレーム全体量の中で90%以上のチタン含有量がないと

純チタンとは謳えない決まりになっております。

100%のチタンのフレームというのはメガネの場合は

構造等も複雑で一つ一つのパーツが小さいため、

そして加工上の問題から必ず混ぜ物をします。

100%のチタンフレームと謳っているのも、

100%のチタン合金ということになり、

チタンという金属のみで作成された物ではありません。

混ぜ物は違ったりしても、チタンの含有量がその条件をクリアしていれば

チタン合金フレームということが出来ます。

では何故価格差というものがあるのか。

大きな違いで申し上げれば、メッキの方法や厚さ、パーツ数や

その構造等で価格は大きく異なってまいります。

金属のフレームの場合の価格差は主にこういった部分が価格の差となります。

続いてプラスチックフレームに関しては、

まず素材ということで申し上げればセルロイドやアセテートという

一般のメガネフレームに用いられる素材、

そしてスポーツサングラスなどに多用される

ナイロン樹脂やビニール系の樹脂があります。

そして素材・原材料の価格はもちろんではあるのですが、

こういったプラスチック・樹脂系のフレームの場合は

その製造工程で大きく価格が変わってきます。

価格が安価なものは板状のプラスチックを打ち抜いて

単純な成型をしたものが多いです。

これに対し例えば金栄堂で扱わせていただいておりますメガネフレームは

一般のメガネフレームなども含め油圧プレスで仕上げられたものであったり、

金型成型などによるもので、

素材の密度が高く型崩れや生地の収縮が起こりづらい作りとなっております。

こういった素材だけでなく製造工程などの違いで大きく価格も変われば、

フレームの持ちも大きく変わります。

安価なもので打ち抜きで作成されたメガネフレームは

1年前後で紫外線により日焼けし水分含有量が少なくなったり、

素材の収縮で曲げてあったフレームがもとに戻ろうとして

型が崩れてきたりしてしまう場合があり、一般的な寿命は大体このくらいです。

これに対し油圧プレスや金型成型で作成されたメガネフレームは

一般的な寿命は4年~5年ほどと言われております。

スポーツ用メガネフレームなども

例えばオークリーという会社では度付きでオーダーする場合に

フレーム価格というものも設けており、

RACINGJACKETのサングラス価格は通常\29,400という価格からですが、

度付きレンズをオーダーする場合のフレーム価格は

\18,900という価格設定がされております。

■OAKLEY RACINGJACKET



これだけのパーツ・素材を用いてこの価格というのは

非常に良心的な価格だと思います。

そして前述させていただきましたフレームの価格だけでなく

レンズの価格というものも同様で、

例えばNXTという素材で量販店様で展開されていらっしゃるものと、

金栄堂で展開させていただいておりますものは

たとえ素材が同じNXTだとしてもコーティングや成型、度数補正などが異なります。

そして金栄堂で展開させていただいておりますオリジナルレンズ等も

UVカット率や強度など、金栄堂で独自の一定の基準を設けており、

本当にスポーツ時に使用する際に安全に、そして適したものだけを取扱い、

価格に関してもギリギリまで価格を下げて展開をさせていただいております。

安かろう、悪かろうではないですが、良いものにはやはり理由があり、

それに応じた価格設定がされております。

特にスポーツで万が一お顔や目に衝撃があった場合に守ってくれるのは

このスポーツグラス・スポーツサングラスです。

そして金栄堂のメガネやサングラスは、

ただそのアイテムをご販売するコンビニのようなものではなく、

あなたのご活躍のために、本当にあなたが見たい視界を実現し、

ご活躍の力となるアイテムです!

今後も皆様に安全で、安心して使って頂けるもの、

そしてあなたのご活躍の助力となる、力となるアイテム、

信頼に値するものをこれからも推進し、展開してまいります!







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