2012年5月25日金曜日

可視光線透過率の見え方の違いについて

可視光線透過率による見え方の違いについて

私たちが申し上げます可視光線透過率とは厳密には視感透過率というものです。

よくレンズの濃度と勘違いしやすい部分はありますが、

例えばレンズが色なしの状態ですとレンズ濃度は0%です。

仮にグレーの75%濃度というレンズカラーがあるとすると、

レンズ濃度が75%の濃度で染色されているレンズということです。

これに対し可視光線透過率とは

何もかけていない状態では可視光線が100%の状態と考えます。

無色のレンズであってもコーティングされていないものであれば

レンズの表面、裏面で4%ずつその光を反射するため、

可視光線透過率は92%となります。

グレーのレンズで可視光線透過率が30%のものがあるとすると

30%のみレンズを透過して、70%レンズで光を吸収するという値になります。

現在はほとんど可視光線透過率もしくは視感透過率という数値で

サングラスレンズの明るさが表示されておりますが、

明るさの表記について、上記のような違いがありますので

ご購入の際はご参考にしていただければと思います。

そして例えば同じグレーのレンズでも、この可視光線透過率の違いによって

見え方というものが変化します。

特に見たい対象物が明確に、例えばゴルフボールを見るということに関しては

出来るだけ自然に見えるのはもちろんですが、

その明るさでボールの見え方が大きく異なります。

実際に上記の内容やゴルフボールを見た状態を

こちらの動画でご紹介させていただいておりますので

是非ご覧いただき、ご参考にしていただければと思います。

■タケオNEWS



ゴルフボールというものは現在カラーボールなども出ておりますが

白を使われる方が非常に多いですし、カラーボールでも暖色系のものを

使用される方が多いかと思います。

ゴルフボールはゴルフ場で見失うことが出来るだけ少ないように、

明度の差を利用してボールがしっかり見えるようにこういった白や暖色系

黄色やオレンジなどのボールが使用されます。

そしてこういった白、そして黄色などの暖色系のボールは

常に光を多く反射しています。

濃いレンズカラーで見てしまうと、その反射が少なくなり

ボールが小さく、離れて見えてしまいます。

そのために、プロゴルファーの方なども

極端に濃いレンズを使用されることは少ないですね。

中にはサングラス自体は上記の理由から苦手だという方もいらっしゃいます。

ですがあれだけ長時間屋外で何もかけなければ有害な紫外線を多く浴び、

選手生命、そして長くプレー出来ないということから

距離感がほとんど変わらない無色のレンズで紫外線をしっかりカットしてくれるものを

使われる方もいらっしゃいます。

某有名女子ゴルファーの方も同様に出来るだけサングラスをかけないで

距離感を正確に保ちたいという方がいらっしゃいますが、

その方はギャラリーの目線が非常に気になるからと

ほぼクリアのレンズにミラーコーティングしたものを使用し、

出来るだけ見え方が裸眼と変わらない、そして周囲が気にならないレンズで

プレーをしていらっしゃる方もいらっしゃいます。

眼の保護をすることで、かけないで有害な紫外線を浴びている状態よりも

選手としても個人としてもプレーを長く続けることが出来るのは言うまでもありません。

ですがそれを掛けることでプレー自体に支障をきたしては

全く意味が無くなります。

レンズカラー、機能レンズ、本当に沢山の、無数のレンズがあります。

そして同じレンズカラーであっても、そのレンズの明るさなどによっても

見え方が変化します。

どのレンズがその方にベストなのかはその使われる方によってすべて異なります。

それらを身に着けることで、あなたの持つ能力を最大限に引き出す、

あなたの眼の状態を最適な状態に常に保ち、

本当に見たい視界を実現出来る、

それが本当のスポーツグラスであり、私が作らせていただくスポーツグラスです。






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2012年5月19日土曜日

機能レンズのマッチング

前記事でもお話させていただきました

調光レンズのメリット・デメリットについての動画を作成してみましたので

是非ご覧いただけますようお願い申し上げます。

■タケオNEWS



調光レンズはこういったメリット・デメリットがありますが、

その他のレンズに関しても特徴や内容は違えど

メリット・デメリットは必ずあります。

それを踏まえた上で最適なものをご提案させていただくことは

前述させていただきましたが、

こういった機能レンズは通常のレンズでは成し得ない機能を持つものです。

使い方がしっかりとマッチすれば、通常のレンズでは得られない

素晴らしい視界を手に入れることが出来、

そのレンズを通した視界はあなたが本当に見たかった視界に様変わりします。

そうすることでいち早くその得た情報から次の行動を察知でき

他の選手、他の人々よりも抜きんでることが出来ると言っても

過言ではないでしょう。

スポーツビジョンの考え方として、インプット(情報を得る)→アウトプット(行動に移す)

その一連の中でいくらでも早く、そして欲しい情報が正確に取れれば、

それはあなたのセンスを向上させるとも言えますし、

あなたの心強い味方となり、闘うための武器となります。

人間にとっての情報の8割、そしてスポーツ時は9割以上が

視覚情報だと言われています。

それを自分自身で取捨選択出来、

コントロール出来るアイテムがスポーツグラスです。

どんなに眼の優れた方であっても、視力がどんなに良い方でも

逆の場合でも、こういったものを使用することで

より自身のパフォーマンスを向上させれることは間違いありません。

その欲しい視界を手にするために、私がおります。

競技中の一瞬一瞬はその時しかありません。

その一瞬の判断をいくらでも早く、そしていくらでも欲しい情報を得るために

あなたが本当に見たい視界を実現し、更なるあなたのご活躍のために、

私があなたのためのスポーツグラスを作らせていただきます!







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2012年5月13日日曜日

調光レンズの寿命について

本日タケオNEWSを更新させていただいております!

■タケオNEWS



これからこのタケオNEWSでは今後調光レンズというものに触れていきますが、

調光レンズとはハロゲン化銀をレンズに混合し

このレンズが紫外線を吸収することで化学反応が起こり

ハロゲンと銀が原子に分離し、着色するというものです。

紫外線量が少なくなると再び結合し、色が抜けます。

一般的に調光レンズはこういった化学反応を繰り返すために

寿命が2年ほどと言われております。

よくご質問を受けますのが2年経つと使えなくなるのか?

というご質問を多く頂きますが、レンズ自体が使えなくなるわけではありません。

色の変化の度合いが最も大きい状態を保てるのが約2年ほどということです。

その後だんだん反応が鈍くなり、使用状態にもよりますが

色が完全に抜け切っていない状態で薄い色が入った状態となり、

着色してもあまり大きな変化が起こらなくなってきます。

仮に度付きの場合であれば2年経過すると度数が変化するわけでもありません。

調光レンズはよくこういったご質問を頂きますが

基本的には上記のようなものだとお考え頂ければと思います。

そして調光レンズでなくとも老若男女問わず紫外線が平等に降り注ぐように、

どんなレンズにも紫外線はすべて同じように降り注ぎます。

そして紫外線はUVカットレンズで、レンズの中に吸収されますので

経年劣化や経年変化は眼には見えないかもしれませんが

同じように劣化するものと思っていただければと思います。

つまり調光レンズの寿命というよりも、調光という機能の経年劣化の寿命というように

お考え頂いた方が適切かもしれません。

レンズは水分を多く含んでおり、使えば使うほどやはり水分が抜け、

紫外線で焼けていくことでレンズ自体の強度もだんだん落ちていきます。

一般的なプラスチックレンズの寿命は4年~5年と言われておりますが

過酷な状況、スポーツでの使用ですと長時間屋外で

かつ常に紫外線を浴びている状況です。

スポーツ用レンズは今までご説明させていただきましたとおり

非常に強度面、柔軟性や弾力性が通常のメガネレンズよりは格段に優れておりますが

経年変化や経年変化というものは少なからず起こり得ます。

レンズが長年使用し、そういった状態になった場合には

購入された当初と比較して同じ保護性を持つのかと問われれば

使用状況などにもよりますが、必ずしも同じ保護性能を持つとは言い切れません。

出来れば定期的なメンテナンスをお勧めいたします。

レンズの経年劣化は簡単な見方で行けばレンズの歪の状態、

コーティングの状態である程度劣化の予測をすることが可能です。

例えばランニングシューズやサッカーシューズ。

毎日トレーニングなどで使用したとして同じパフォーマンスが出せるでしょうか。

答えはほとんどの方がNOとお答えになるのではないかと思います。

決して安い買い物ではないかもしれませんが、

眼の確実な保護を考えれば、劣化の状況をしっかりと把握して

必要があればレンズの交換ということも必要になってくると思います。

どんなによいスポーツグラス、スポーツサングラスでも

そのパフォーマンスが最大限に発揮できる状態でなければ

あなたの大切な眼を保護できるものではないと思います。

いいことだけを申し上げるのは簡単です。

ですがメリット、デメリットをしっかりと踏まえた上で

本当にその使われる方の力となりうるアイテムを作り上げるのが私の役目です。

大切なあなたの眼を確実に守り、そしてあなたの活躍のために

本物のスポーツグラスの作成をさせていただき、

そしてあなたが最高のパフォーマンスを発揮できるように

お手伝い、そして応援させていただきます!











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2012年5月11日金曜日

金栄堂 スポーツグラスプロショップ テレビコマーシャル 2012'TVCM

金栄堂テレビコマーシャルが放送され、多くの方にご覧いただきました。

お時間が合わずご覧になれなかったというお声も頂きましたので

こちらの金栄堂動画でもUPさせていただきましたので

ご覧いただければ幸いでございます。

■金栄堂動画配信



金栄堂 スポーツグラスプロショップ
http://www.kineidou.co.jp/

金栄堂楽天市場店SPORTSEYES
http://www.rakuten.ne.jp/gold/kineidou/

スポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスを展開しております

スポーツグラスプロショップ・金栄堂(きんえいどう)。

そして当店は創業が昭和23年、私 那須 丈雄が3代目となります。

金栄堂ではスポーツグラスを着けることで

選手や使われる­方の能力を最大限に活かし、

あなたの活躍の助力となるアイテムを作り上げます。

今までのスポーツ系などの商品は、デザイン、機能性、安全性、視力矯正、

何かを取れば、何かが欠けるというものが多く、

スポーツにおいてメガネの存在が障害となってしまう­ケースが多いです。

スポーツを安全に、安心して楽しみたい、その思いがきっかけとなり、

2001年の金栄堂就職と同時にスポーツグラス、スポーツサングラスの研究開発を

­栄堂店長・那須丈雄が進めていきました。

スポーツとはどんな競技であっても万が一の事故や危険と隣り合わせ。

スポーツグラスやスポーツサングラスに求められるものとは、

­全であることが第1前提であり、

更に金栄堂が目指したのはスポーツグラスをつけることで

自身の持つポテンシャルを最大限に引き出し、

より高みへと導いてくれるものを作り上­げること。

あなたのご活躍の助力となるアイテムを作り上げ、

あなたのフィールドで、更なる成績を導き出すこと。

そのための私が作成させていただく本物のスポーツグラス。

スポーツグラスの安全性とその機能性を求める中で、

一流と呼ばれるプロアスリートたちへ直談判し、

実際にそのアイウェアを使って頂きながら10年以上もの間、

­々な検証とデータ収集を行い、

それらをフィードバックして"本当に求められるスポーツグラス"を

今日まで作り上げています。

その成果は金栄堂サポート選手として

オリンピッ­ク選手や日本代表選手が実際に使っていることで実証されています。

固定概念に捉われず、本物を作り上げるべく

常に情報収集と独自開発・研究を行い、理想を現実にします。

­状に満足せず、更に安全にスポーツを楽しめるもの、

より高いパフォーマンスを発揮し、

さらなる結果へと導けるアイウェアを今日も作り上げていきます。

本当の視界を求めるアスリートへ。

スポーツグラスプロショップ 金栄堂。

金栄堂 店長 那須 丈雄


・金栄堂 昭和23年創業
・2009年・補聴器専門店 株式会社 金栄堂 設立
・2010年 TALEXシルバーマスター受賞(プロショップ内で2位受賞)
・HOYA認定ファッションコンサルタント
・オークリープレミアムディーラー(OPD)
・オークリーエキスパートスタッフ認定
・認定補聴器技能者 技能者講習過程修了
その他数々の認定プロショップ資格を取得


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2012年5月5日土曜日

調光レンズのメリットとデメリット

スポーツ用のレンズには保護性や強度が第1条件です。

そしてスポーツ用レンズにはそういった保護性はもちろんですが

選手の方々に最適な視界、本当にその選手が求める視界を提供し、

いち早く正確に眼に情報を伝達し、

判断や行動に移せるようにするという重要な役割もあります。

今回タケオNEWSでもご紹介させていただいておりますが、

その代表例の一つとも言えるのが調光レンズというレンズです。

■タケオNEWS



調光レンズはハロゲン化銀が混合されたレンズで、

紫外線に当たるとその量に応じてハロゲン化銀の分子が

ハロゲンと銀の原子に分離し、色が濃くなります。

紫外線が当たらなくなり、反応が治まってくると徐々にハロゲンと銀がまた結合し、

色が抜けた状態に戻るというものです。

これが基本的な紫外線調光レンズの原理となりますが、

素材的な部分や配合を変えることで以前のレンズよりも

かなり着色や脱色のスピードが上がっています。


様々な調光レンズが各社からリリースされておりますが、

代表的なものをいくつかテストした動画を上げさせていただきます。











このように調光レンズは色自体や濃度が変化し、

様々な場面で光の強さに応じて変化してくれるという画期的なレンズです。

このレンズの色の変化は相手からは見てわかりますが、

かけている本人が意識して見ない限りはほとんど色の変化に気づかれることはなく、

常に一定の明るさを保てることで集中力を切らすことなくプレーに集中できます。

また、日中は色が濃くなり、夜間などは色が抜けてくれますので

昼夜問わず、気象条件に左右されずずっとかけっぱなしで眼を保護できることも

大きなメリットと言えます。

逆にデメリットとしては、あくまで紫外線で化学反応を起こし色が変化いたしますので

車の中やヘルメットのバイザーを降ろした状態ですといくらまぶしくとも

レンズの色の変化はほとんどありません。

フロントガラスやバイザーが紫外線を吸収してしまい、レンズまで届かないからです。

そして色の濃淡について、紫外線量に応じて色が変化いたしますので

本来濃くなってほしくない場面や、逆にもっと濃くなってほしい場面で

ご自身でそれがコントロールできないということです。

例えば曇り空であっても、紫外線は晴天時の60%ほどが降り注ぐと言われております。

また、スキー場などでは雪で紫外線もそのまま反射されてしまい

かなり色が濃くなってしまう場合があります。

ですがこの調光レンズ以外に、ずっとかけっぱなしに出来るレンズというのは

他にありませんし、

例えば気象・天候の変化の激しい登山、バイカーの方で

ゴーグルでなくサングラスを着用される方には大きなメリットのあるレンズです。

特に調光レンズをかけていると、紫外線の強さが色の変化でわかりますので

そんなには眩しくないと感じられる場面でも結構な量の紫外線が降り注いでいるのを

感じられる方が多いです。

この調光レンズはその特性をしっかり踏まえた上で適切だと思われる方には

絶大な、そして他のレンズにはない見え方を提供し、

活躍してくれることが間違いなしのレンズです!

今回メリットとデメリットをお話させていただきましたように

いいところだけを申し上げるのは簡単ですが、

そのレンズを使うことのメリット、デメリットをしっかりと踏まえ

使い方や時間帯、特性をしっかりと考慮し、

本当にその方に合ったレンズを選ばせていただくことで、

そのレンズを通した視界は、通常見ている視界とは全く別物に変化し、

本当にあなたが見たい視界を実現してくれます。

1つのレンズで全ての競技、すべてのシーンや状況を網羅することは

現時点では不可能ですが、

豊富な経験と知識、そしてトップアスリートからのインプレッションをフィードバックし、

限りなくあなたが求める視界を実現し、あなたの活躍のための

アイウェアを作り上げます!







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