2012年7月30日月曜日

風防の効果と、その検証

バイカーの方をはじめ、スピードスケート、スキーなど

様々なスポーツの中で風防の効果というものは非常に重要な要素です。

様々なスポーツグラス、スポーツサングラスがありますが、

その風防効果が高まれば高まるほど曇りなどは出やすくなりますが

例えばバイカーの方が走行中、虫や風などが目に入る危険性や

それらにより目を開けていられない状況があり、

しっかりとプロテクトしてあげることがバイク用サングラスとしては

重要な項目となります。

また、スキーやウインタースポーツで

冷たい風や空気から眼や目の周りの肌をしっかりと保護するために

スノーゴーグルを用いられる方も多くいらっしゃいますが、

度付きなどの部分でどうしてもゴーグルが掛けれない方もいらっしゃいます。

そういった方にゴーグルのような特性を持つ、または

カスタムをすることでそういった刺激からしっかりと保護をすることが

ウインタースポーツでは欠かせない要素となります。

スポーツグラス、スポーツサングラスの

特に風防ということについて着目し、

その効果を検証した動画を作成いたしましたので

是非ご覧いただけますようお願い申し上げます!

■金栄堂タケオNEWS
風防の効果と検証




動画の中で私がその風防効果がどれだけあるのかを検証しておりますが、

その中で面白い実験もしておりますので(笑)。

是非楽しんでご覧いただければ幸いでございます。




どうしてもスピードのある競技や風や埃などが入りうる状況下で、

通常のメガネやサングラスではそういったものを防ぐ効果、

それらから守る保護性はありません。

スポーツグラスやスポーツサングラスは

通常のものよりもお顔への密着性が高く、

また、顔を覆うようなデザインになっておりますので

元々がそうった風防効果というものも高いことが言えますが、

バイクで高速で走ったり、前傾となるスピードスケート、

冷たい風や雪が入りやすいスキーなどで、

通常の状態よりもより高い風防効果というものが求められます。

実際に金栄堂で多くのバイカーたちやスキーヤーたちから

ご好評を頂いておりますアイテムをこの動画でご紹介させていただいておりますが、

代表的なもので言えば7EYEのSPF100シリーズのアイカップ付きモデルや、



オークリーのウインドジャケット、





ルディープロジェクトのガーディアンなどのご紹介、





そしてその中のWINDJACKETを用い、

実際にどの程度の風防効果というのがあるのかを

面白いテストと検証をしております。

非常に過酷で厳しい条件の中、

通常のメガネやサングラスのような形状ではなく、

ゴーグルに近い性能を併せ持ったアイテムです。

その他スポーツグラスにも金栄堂オリジナルゴーグルキットなどを用いて

同じような効果を出させることも出来ます。

■金栄堂TUNE UP




使われる方の、選手の方の眼を過酷な状況で確実に保護するために

その厳しい条件下でしっかり眼をあけて危険を回避するため、

より安全性を高めあなたの力となるために、

これらのアイテムを用い、確実にあなたの大切な眼を保護します!






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2012年7月25日水曜日

ベンチレーションの効果と曇りについて

ベンチレーションとはアイウェア内にこもってしまう空気を逃がすことで

曇りを防止するレンズやフレームに施される加工・空気穴のことを指します。

特にスポーツグラスやスポーツサングラスの場合は

その保護性から顔への密着度が高く、

また、スポーツ時に発汗した際はそのために

通常のメガネやサングラスよりもやや曇りやすいということが言えます。

それを軽減し、快適な視界を常に保てるように

ベンチレーションという加工方法が考案されました。

ベンチレーションの効果や種類などについて

動画を作成いたしましたのでご覧いただけますようお願い申し上げます。

■タケオNEWS



このベンチレーションはそのモデルによって

ベンチレーションの形状や位置が異なります。

例えば、こちらはOAKLEYの新作RADARLOCK。

RADARLOCKのベンチレーションは上部サイドに2か所設けられております。


そしてRADARはこのサイドだけでなく、中央上部にもベンチレーションがあります。


RADARLOCKよりもRADARの方が上位置にかかりますのと

空気の通り抜けがRADARLOCKの方がありますので

その配慮からだと思われます。

先駆けとなるMフレームのベンチレーションはこのように1枚レンズに

6か所のベンチレーションが上部に施されております。



その他ですと新RACINGJACKET(旧JAWBONE)の

ベンチレーションはこんな感じです。


旧レーシングジャケットPRO、WATERJACKETは

元々サーフィン用として考えられたもので、

効率よく排水するという考えのもと、レンズだけでなくフレームにも

ベンチレーションが施されておりました。


このように上下大きく2か所、そしてサイドにもベンチレーションが

フレームに施されております。


レンズには多く片眼上下4つずつ、計8個のベンチレーションがあります。


これらはすべて有効にそういった曇りを軽減する目的を達成するために

同じ形状のベンチレーションではなく、

各々のモデルに適したベンチレーションが空けられます。

セブンアイなどのアイテムはバイク用として

前から来る風の巻き込みや虫・埃などの侵入がないように

確実に眼や目の周りの肌をしっかりガードするために

レンズやフロントにはベンチレーションはありませんが

フロント内側に着くフード(アイカップ)には

密着性がそれだけ高いアイテムの曇りを軽減するために

エアーダクトがこのアイカップに施されております。


OGKカブト新作のFDも、フロントからの光の侵入、風の侵入を防ぐように

フロントは密着性が高く大きいサイズで作られておりますが、

サイドには空気を効率よく逃がせるように全体が設計されており

エアダクトはこのレンズとテンプルをつなぐ部分に設けられております。


元々このベンチレーションはゴルフで下方視した際に

サングラスの視界が切れないようにお顔に密着させたことで

曇りやすくなる症状を軽減するために生まれました。

ではこのベンチレーションを全てのモデルに空けた方がいいのでは?

とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、

ベンチレーションをむやみに空けてしまうと

その部分から光が入射しやすくなったり、風の巻き込みがあったりと、

すべて計算して空けなければ

そのベンチレーションを空けたことで不具合が生じる場合もありますので、

一概にベンチレーションをむやみに空ければいいというものではありません。

ですが効率的に曇りを防止するのには非常に有効な方法です。

その方のお顔立ちや使い方などで全て空け方や適した方法が異なります。

これも一例ですが、レックスペックスのMX-21に

バスケットボール用に色々なデータや掛け方・お顔立ちを踏まえ

最適なベンチレーションを私の方で作成させていただいた例です。



そのノウハウは机上の理論だけで成し得るものではありません。

私には多くの選手たちからフィードバックさせていただいたデータがあり、

それを有効に活用し、本当に必要な機能を

選択したアイテムに施していきます。

本当にあなたが活躍するために、最適なアドバイスと加工をさせていただきます!





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2012年7月17日火曜日

レンズカーブとフレームカーブについて

昨日フレームカーブとレンズカーブについての動画を

タケオNEWSの方にUPさせていただきましたので

是非ご覧いただけますようお願い申し上げます。

■タケオNEWS



今回お話しさせていただきますレンズカーブとフレームカーブについて、

眼鏡やサングラスを上もしくは下から見ていただいた状態で

湾曲が強いものがすべてレンズカーブが強いというわけでもないですし、

フレームのカーブが浅いからといって

レンズカーブも浅いものがついているとは限りません。

フレームの角度が浅いものでレンズカーブが深いものもありますし、逆もあります。

例えば、オークリーの代表モデルRADAR。


さて、ここで問題です。

このRADARのレンズカーブは何カーブでしょうか。

参考までに、フレームのあおり角は22°です。


答えは6.5カーブでした。


そしてadidasのEVILEYE PRO。


フレームのあおり角はEVILEYEの方がややありますが、

RADARに近い値を示しています。


ここで8カーブと思った方も多いかと思いますが、

なんとこのEVILEYEは10カーブのレンズが入っております。


レンズのカーブは4カーブや6カーブ、8カーブといった表記をします。

フレームの角度に関してはあおり角や前傾角という名称を用い、

●°という値で表します。

中心に対しその程度の水平角度があるのかをあおり角、

サイドから見た場合の垂直方向に対してのレンズの傾斜を示す前傾角、

そしてレンズカーブというものが複雑に関わり、

各々適した度数を決定してく形になります。

眼鏡やサングラスはレンズの後側頂点と角膜の頂点の距離を示す

頂点間距離が通常12mmと定められておりますが、

スポーツ用メガネやスポーツ用サングラスの場合は

その保護性から密着度がより高く作られており、

そのため頂点間距離も狭まります。

そうなった際、度数というものも眼とレンズとの距離で適した値が異なります。

あおり角が一緒だから同じ度数変換をするのかというと

レンズカーブや前傾角などでその決定する度数もすべて変わりますし、

こういった適した度数換算をし、補正を行い作成したものでなければ

ほとんどの方が強く違和感を多く感じられるでしょう。

そして仮に違和感があまりなかったとしても

距離感などが変わってしまい、スポーツやその競技において

最高のパフォーマンスを発揮させ、その選手の活躍の助力となるかどうか。

スポーツグラスは度付き・度なしを問わず

使われる方の眼を確実に保護し、

それらを使用することで競技成績や、ご活躍の助力となるためのアイテムです。

いくら眼を保護する機能だけ有していても

見え方に障害が出るようでは何の意味もなさないものになります。

金栄堂ではフレームカーブやレンズカーブなどを加味し、

その競技や使い方、レンズカラーなど色々な要素を盛り込み、

最適な度数やフィッティングを行い

本当にその使い方にあった最適な、

本当に活躍できるスポーツグラスを作り上げます!






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2012年7月10日火曜日

スポーツ用フレームと通常のメガネフレームとの違い

スポーツ用のメガネ・サングラスフレームと通常のメガネ・サングラスフレームは

いったいどこがどう違うのか。

そんな疑問を持たれる方も多いのではないかと思います。

昨今スポーツサングラスタイプなどというものも出ておりますし、

一般的なメガネやサングラスをスポーツ用として謳っているものまであります。

ですがそのスタイルやデザインだけでスポーツ用としては成り立たないものですし、

それらを使うことで逆に危険を伴ったり競技の妨げになるようなものは

スポーツ用としては私はご販売をお断りさせていただいております。

どんなスポーツであっても必ず危険を伴います。

想定される危険だけでなく、スポーツ時は想定もしない事故が起こりえます。

100%危険を回避出来るものというのはないですが

危険をいち早く察知し、それらを回避出来るように、

そして万が一の事故などの場合でも出来るだけダメージを減らすことが出来る

眼や眼の周りを保護できるもの、それがスポーツグラス・スポーツサングラスの

第1条件であり絶対条件であることは先に何度も述べさせていただいたとおりです。

これはレンズに限らずフレームにも言えることです。

そしてその強度はもちろんですが、デザイン面でも

通常のメガネの視界では、見える範囲が制限されます。

度付の方であれば何もかけない状態よりはましと思われるかもしれませんが

通常のメガネで見える範囲は120°前後の視界と言われております。

ですが私たちの実際の左右の視界の広さは180°あると言われております。

スポーツグラス・スポーツサングラスは視界が150~160°まで視界を広げられます。

つまり通常のメガネでは察知できない視界までカバーするため

危険を回避出来る割合はかなり多くなるともいえます。

一般的に通常のメガネは視力矯正を目的としたもの、

通常のサングラスは眩しさを抑えることを目的としたもの、

この2つはファッションアイテムとしても用いられておりますが基本は上記の考えです。

スポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスは眼などを保護し、かつ危険を回避出来るもの、

そして使うことでその方の競技に対して更なるパフォーマンスを発揮させるための

目的のものです。

このようにスポーツ用の眼鏡やサングラスというのは

通常のメガネやサングラスとは目的から異なります。

そしてそれに応じた作り・構造・素材を使用したものがスポーツ用として

本当に使えるものですし、

逆に言えばそういったもの以外は使えません。

スポーツ用メガネ・サングラスと、通常のフレームとの違いについて

動画を作成いたしましたのでこちらも合わせてご覧ください。

どれだけ強度の違いなどがあるかをご紹介させていただいております。

■タケオNEWS



そしてこれからの構造や用いる素材などの違いもそうですが、

実際にそれらをかけるとフィットするポイントが異なります。

通常の眼鏡やサングラスは鼻の部分、テンプルによるサイドの2点を押さえ、

耳にかける部分左右2点の、合計5ポイントで全体を固定します。

これに対しスポーツ用メガネ・スポーツサングラスは

テンプル全体で顔にしっかりとホールドさせ、

通常のメガネやサングラスは点での考えですが

スポーツ用メガネ・サングラスは面で考えるため

3ポイントフィットを採用しております。

スポーツ用メガネ・サングラスが顔と一体になるために

こういったフィッティングを採用しており、

そうすることで光の入射がかなり軽減されるとともに

顔への密着が高くなることから安全性も高まり、

視界が切れず、ズレなども少なくなります。

パーツ数が少ないということも全体の強度を高めるために

考えられたものです。

使ってある素材が同じものだから、スポーツタイプと表記があるから大丈夫、

有名な選手がCMで使用しているから、

それだけで選んだものが果たして本当にその競技において

自分の能力を惜しみなく出すことが出来るか、

本当の自分の力となってくれるでしょうか。

その答えは言わずとも明白ではないかと思います。

本当に必要なスペック、それは素材・構造はもちろん

使われる方の確実に眼を保護できる能力、

そして使われる方のご活躍の力となる能力です。

私が厳選して選ばせていただくスポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスは

実際に私がテスト・検証をし、更にプロアスリートに使用していただき

確証のある本物のスポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスです!








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2012年7月8日日曜日

金栄堂テレビ・ラジオ取材・出演について

2012年金栄堂が様々なメディアで取材されております!

3月31日放送のYBC山形放送テレビ番組をはじめ、

各局で今スポーツ用メガネやスポーツ用サングラスというアイテムが

様々なものがある中で金栄堂の提案する

本物のスポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスを

2012年は多く取り上げていただいております!

■YBC山形放送2012年3月31日放送テレビ番組
「いいごでぇ。おきたま」内・金栄堂出演シーン




■YTS山形放送2012年6月27日放送テレビ番組
「ゴジダス・水曜情報局」内・金栄堂出演シーン



■テレビユー山形放送2012年6月30日放送テレビ番組
「どよまん」内・金栄堂出演シーン




■YBCラジオ山形放送2012年6月テレフォンインタビュー
金栄堂出演シーン




現在安いものはいくらでもありますし、スポーツサングラスタイプなどというものまで

昨今はありますし、スポーツ用メガネやスポーツ用サングラスとして

何も基準がないまま販売されているものまであります。

金栄堂というお店をさせていただく中で私が考えるスポーツ用メガネや

スポーツ用サングラスというものは、

このブログでも何度もご紹介させていただいておりますが

まず第1の基準であり絶対条件である、

使われる方の眼の保護がしっかり出来ること。

ましてスポーツ時は様々なことが想定されますし、

想定外の万が一の事故さえ起こり得ます。

そういったものから確実に眼を保護できること、

これは通常のメガネフレームやサングラスでは不可能です。

それらを金栄堂では必ずテスト・検証を行い

不慮の事故等からしっかり保護が出来るものをご提案させていただいており

そのテスト内容なども番組の都合上ごく一部ではありますが

ご紹介させていただいております。

そして使われる方の眼の保護はもちろん、度付きであっても度なしであっても、

それらを身に着けることでかけない状態よりも

使われる方の持つ潜在能力を最大限に発揮させられること、

それらを着用することで安全に、快適に、そして今まで以上に活躍出来るように。

通常見ている視界が、本当に見たい視界に変わったとき、

いち早く欲しい情報を手に入れ、行動に移すことが出来ます。

危険をいち早く察知できれば、回避できる割合は大幅に上がります。

本当のスポーツ用メガネ、スポーツ用サングラスとは

私はそういうものだと考えており、

金栄堂サポート選手の皆様とそれらを検証しております。

ダメなものはどんなにいいことを謳ってあったとしても役に立たないどころか

危険を増してしまう場合さえあります。

サポート選手の皆様にもダメなものははっきりダメだとおっしゃっていただいており、

それらを私からその競技などによって気に入ったモデルであっても

お断りさせていただく場合もあります。

それはその使われる方にとって本当に役に立ってくれる、

そして安全にスポーツを楽しんでいただける、

使われる方のご活躍の助力となるアイテムではないからです。

私が目指すスポーツグラスは、着用することでその選手の眼を守り、

そしてその選手や使われる方が今まで以上に活躍出来るためのアイテムであること。

それらを支持していただき、今年はテレビやラジオをはじめ

多くのメディア様に取り上げていただいております。

こうして取材いただいておりますこと本当にありがたく思っておりますし、

私のこういった考えがより広まっていけば更にスポーツを安全に、

楽しく行って頂けると思いますし、皆様のご活躍の助力となれれば

こんなうれしいことは他にありません。

現在ラジオインタビューなどもまた入れていただいておりますが、

今まで以上に安全に、安心してスポーツをより楽しんでいただけるように、

スポーツをされる方の更なるご活躍のために

こういった機会に少しでも多くの方にお伝えしていければと思いますし、

今後も本当のスポーツグラスを皆様にご提案させていただきたいと思います!











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2012年7月3日火曜日

レンズコーティングについて

前回レンズのミラーコートについてお話をさせていただきましたが

今回はミラーコートも含めたレンズコーティングというものについて

ご説明させていただきます。

レンズコーティングについて

前回のミラーコートに続き動画を作成してみましたので

是非ご覧いただきご参考にしていただければと思います。

■タケオNEWS



ノンコートとはいわゆるレンズ生地そのままの状態
(研磨した後のレンズとして成り立っている状態のもの)

ハードコートとはいくつか方法がありますが

レンズ表面にラミネート方法もしくはディッピング方法で

レンズ表面に固いハード膜を施すことでレンズの傷を軽減できる

コーティングです。

かなり以前はプラスチックレンズというと

傷がとにかくつきやすい部分はありましたが

このハードコートが出来てからかなり傷に対しての強さも増しました。

そしてハードマルチコート。

ハードコートをした上に金属多膜層を蒸着させ、

レンズの表面反射の向きを変えることで通常一定の方向に強く反射する光を

軽減しレンズの反射率を下げたものです。

レンズ表面は光が入ると正反射するためにそれがチラつきと感じられますが

正確にはこの正反射する光を様々な方向に反射の向きを変えることで

レンズ表面反射を抑えるというものです。

乱反射と一般的に言われるのはレンズに対しての正反射のことであり

厳密には乱反射とは言いませんが、一般的には乱反射=レンズの表面反射と

捉えられることが多いため、片隅にでもこの内容をとどめていただければと思います。

そしてハードコートを施していないマルチコートというものも

プラスチックレンズには安価なものでありますが、

どうしてもハードコートをしないとマルチコートの膜の定着が悪く、

ハードマルチコートを推奨しております。

そして先日ご紹介させていただきましたレンズ表面反射を強く出す

増反射金属多膜層膜。これはある一定の方向に対しての反射率を

レンズコーティングの膜の調整でプリズム作用などを利用し、

様々な色の反射光を出します。

ことご自身からの見え方という部分について申し上げれば、

レンズの表面反射が少なくなるということで

ハードマルチコートが最も透明度が高くなります。

通常ノンコートのレンズは入ってくる光を100%とすると、

レンズの表面で4%、裏面で4%光を正反射します。

そうなった場合、実際に目に入ってくる光は92%になります。

これに対しハードマルチコートを施した場合、

反射はほとんどレンズコーティング膜で打ち消され
(厳密には光の入り方をコントロールするということ)
光はレンズを通しても99~98%前後の透過率となります。

こと見え方に関しては例えば同じレンズであっても

やはりコーティングをすることのメリットは非常に大きくなります。

また、レンズコーティングに関しては

あとで別のコーティングに変更したり、

コーティングを取る、着けるということは出来ません。

ですのであくまで最初にオーダー頂きましたコーティングのままということになります。

そしてミラーコートについてはレンズ表を増反射させ、

裏面はハードマルチコートさせているレンズとなります。
(一部裏面ハードコートのみというものもあります。
度なしのメーカー純正レンズなどはほとんどが裏面ハードコート仕上げです。)

これは目的によってミラーコートをすることでファッション性や

メンタルコントロールなどに用いられたり

自身の存在感をアピールするために使われる場合などもあり、

これに関してはメリット、デメリットを踏まえた上で

お選びになることをお勧めいたします。

レンズカラーごとの見え方については

金栄堂のHPでもご紹介させていただいておりますし、

実際に様々なテストや検証を行い

最適なものをご提案させていただいております。

ですが例え同じレンズであっても、

こういったコーティングの違いで見え方にも大きな影響が出てきますし、

コーティングを施すことでのデメリットというのは

最初に少し加算料金が出ることだけです。

ですがあとからコーティングを施すことは出来ないですし

本当にあなたが見たい視界を最高の視界にするために

レンズコーティングはやはりされることをお勧めいたします。

特に極限の状況の中、一瞬の見え方で全てが変わります。

その際にレンズが反射して物体を見逃してしまった、

そうなってからでは遅いですし、その瞬間は2度と戻らないでしょう。

レンズカラーやレンズ素材も非常に重要な項目ですが、

忘れてならないのがこのレンズコーティングです。







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