2012年5月13日日曜日

調光レンズの寿命について

本日タケオNEWSを更新させていただいております!

■タケオNEWS



これからこのタケオNEWSでは今後調光レンズというものに触れていきますが、

調光レンズとはハロゲン化銀をレンズに混合し

このレンズが紫外線を吸収することで化学反応が起こり

ハロゲンと銀が原子に分離し、着色するというものです。

紫外線量が少なくなると再び結合し、色が抜けます。

一般的に調光レンズはこういった化学反応を繰り返すために

寿命が2年ほどと言われております。

よくご質問を受けますのが2年経つと使えなくなるのか?

というご質問を多く頂きますが、レンズ自体が使えなくなるわけではありません。

色の変化の度合いが最も大きい状態を保てるのが約2年ほどということです。

その後だんだん反応が鈍くなり、使用状態にもよりますが

色が完全に抜け切っていない状態で薄い色が入った状態となり、

着色してもあまり大きな変化が起こらなくなってきます。

仮に度付きの場合であれば2年経過すると度数が変化するわけでもありません。

調光レンズはよくこういったご質問を頂きますが

基本的には上記のようなものだとお考え頂ければと思います。

そして調光レンズでなくとも老若男女問わず紫外線が平等に降り注ぐように、

どんなレンズにも紫外線はすべて同じように降り注ぎます。

そして紫外線はUVカットレンズで、レンズの中に吸収されますので

経年劣化や経年変化は眼には見えないかもしれませんが

同じように劣化するものと思っていただければと思います。

つまり調光レンズの寿命というよりも、調光という機能の経年劣化の寿命というように

お考え頂いた方が適切かもしれません。

レンズは水分を多く含んでおり、使えば使うほどやはり水分が抜け、

紫外線で焼けていくことでレンズ自体の強度もだんだん落ちていきます。

一般的なプラスチックレンズの寿命は4年~5年と言われておりますが

過酷な状況、スポーツでの使用ですと長時間屋外で

かつ常に紫外線を浴びている状況です。

スポーツ用レンズは今までご説明させていただきましたとおり

非常に強度面、柔軟性や弾力性が通常のメガネレンズよりは格段に優れておりますが

経年変化や経年変化というものは少なからず起こり得ます。

レンズが長年使用し、そういった状態になった場合には

購入された当初と比較して同じ保護性を持つのかと問われれば

使用状況などにもよりますが、必ずしも同じ保護性能を持つとは言い切れません。

出来れば定期的なメンテナンスをお勧めいたします。

レンズの経年劣化は簡単な見方で行けばレンズの歪の状態、

コーティングの状態である程度劣化の予測をすることが可能です。

例えばランニングシューズやサッカーシューズ。

毎日トレーニングなどで使用したとして同じパフォーマンスが出せるでしょうか。

答えはほとんどの方がNOとお答えになるのではないかと思います。

決して安い買い物ではないかもしれませんが、

眼の確実な保護を考えれば、劣化の状況をしっかりと把握して

必要があればレンズの交換ということも必要になってくると思います。

どんなによいスポーツグラス、スポーツサングラスでも

そのパフォーマンスが最大限に発揮できる状態でなければ

あなたの大切な眼を保護できるものではないと思います。

いいことだけを申し上げるのは簡単です。

ですがメリット、デメリットをしっかりと踏まえた上で

本当にその使われる方の力となりうるアイテムを作り上げるのが私の役目です。

大切なあなたの眼を確実に守り、そしてあなたの活躍のために

本物のスポーツグラスの作成をさせていただき、

そしてあなたが最高のパフォーマンスを発揮できるように

お手伝い、そして応援させていただきます!











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