今回は実際にスポーツグラスを使用することでどういった成果があるのかを
ご紹介させていただきたいと思います。
テニスでスクールをしていらっしゃる方にお願いし、
まずプレー時にどういったものを常に見ていらっしゃるのかをお伺いしてみました。
この時は17名の方にご協力を頂きましたが、
同時刻・同じ場所、同じ年代の方々でテストを行いました。
プレー時に見ていらっしゃるもの、目標物について、
複数回答ありでお伺いしたところ、このような結果が出ました。
■テニスでプレーしている際に見ているもの・目標物
・ボール
・ネット
・相手の動き
・相手のラケット面
・距離
・コート内のライト
・太陽
・コート
・ライン
・ボールのスピード
・コート全体の危険性
・フォーム
という回答を頂きました。
そして同じくこの方々にその方々の好みなどで何もアドバイスせず、
ランダムでお好きなスポーツグラスをお選びいただき
同じようにプレーしていただきました。
スポーツグラスを着用することで
その目標物が見やすくなったかどうかお伺いしたところ、
見やすくなったという方が15名、見づらくなったという方が1名、
かけてもかけなくとも変わりなしという方が1名という結果で、
9割ほどの方がこちらから何もアドバイスせず、
ほとんどサングラスなどを使用したことがない方でも
スポーツグラスを使用することで見やすいという結果が出ました。
もちろんご用意させていただきましたのは
通常のサングラスやメガネなどと違い、
スポーツ用として考案・作成されてものだけをお渡しさせていただき
テストしていただきました。
この時はあくまで皆様のお好みで選んでいただいただけのものでしたが、
それでもスポーツアイウェアとして確立されているものを着用していただくだけで
これだけの結果が実証されました。
そして別のテストとして今度はこういったテストを行いました。
某有名実業団(お名前が出せないくらい大きい会社の実業団です)の
野球チームの方々に、何も掛けない状態とスポーツグラスを掛けた状態で
打率や捕球時に違いがあるかなどを
色々なレンズ等を使用してのテストを行いました。
テスト期間は平成25年3月、晴天時、曇天時など1か月間。
色々な場面でテストを行いました。
この時使用していただいたのが濃度85%可視光線透過率10%のグレーのレンズ、
濃度75%可視光線透過率23%のレンズ、
濃度70%可視光線透過率28%のブラウンレンズを
複数の方に実際に着用していただきプレーで変化があるかを検証しました。
この3種類のレンズを様々なシーンで使用してみていただいた結果、
制球・捕球ともに実数での変化なし、
掛けた状態とボールの見え方(回転など)も
ほとんど変わりないというご回答を頂きました。
その中で晴れの時であっても可視光線透過率10%のレンズは
少し暗いと感じられる方がいらっしゃいました。
23%のレンズ、28%のレンズに関しては程よい明るさ、
明るく見えてよかったという回答を頂いております。
人間の眼は眩しさに耐えうる構造をしておりますが、
暗いと少しでも感じる場合眼が速い動きに追いついていかず、
それがプレーに支障をきたしてしまう場合があります。
また、外野手、内野手の方々もポジションに関係なく同じ使用感で、
暗く感じてしまうものは避けた方がよさそうです。
そしてここでスポーツグラスを掛けた状態と掛けない状態で
ほとんど変化がありませんでした。
つまり何もかけていない状態と変化がない見え方でプレーが出来るということです。
スポーツグラスは掛けていることで大切な眼を有害光線、
そして万が一の衝撃からも眼をしっかり保護することが出来ます。
いくら保護する機能があったとしても、
掛けることで見たいものを妨げてしまったり距離感を重視するプレーの中で
掛けた状態と掛けない状態で大きな変化が起こってしまった場合、
そしてそれが掛けていない状態よりも視認性などを低下させてしまった場合、
掛けない方がよかったとなってしまいます。
メガネやサングラスを着用することで
こういった捕球や制球においての距離感等を狂わせてしまうものや
プレーへの妨げになってしまうものがありますが、
スポーツグラスはそれらを何も気にすることなく
掛けた状態と掛けない状態で変化がないような光学補正が行われており、
掛けていない状態と同じプレーをすることが出来、
かつ眼を確実に保護してくれることが実証されました。
よく「ボールをよく見て打て」などというように
野球のバッティングではミートポイントをどこに置くのかが重要視されています。
それではバッターはどの時点でストライクやボールに対して
どのタイミングで判断し、どの時点でバットスイングが開始され、
どこまで見えていればバッティングできるのかを行った実験があります。
ピッチャーのリリースポイントからキャッチャーミットまでは
約17mの距離があります。
時速120km/hの直球を実際に打ってもらいました。
その結果、バッターはバッテリー間の3分の1まで球が来た時点までに
ストライクかボールか、外角球か内角球かなどおおよそのコースを判断し、
球が2分の1まで来るとバットをテイクバックし、
3分の2の地点でバットを振りだすということがこの実験からわかりました。
しかし正確にバッティングするには、
さらに5分の4の地点までボールを見続けなくてはなりませんでした。
つまりコースを判断し、打とうと決め、
バットスイングを開始しながらも打者はギリギリまでボールを見続け、
スイングに微修正を加えながらインパクトの瞬間を迎えています。
一流選手のバットスイングは約0.2秒、
その中でも最もスイングの早い選手は0.17秒だそうで、
その選手はその分だけ他の選手より長くボールを観察できることになります。
スイングを開始し、わずか0.2秒の間に出来ることは
おそらく微妙に膝の力やバットを握る力を調整し、
ミートポイントやインパクトのタイミングを微妙にずらすことくらいだと思いますが、
そのわずかな時間にもスイングのコントロールを選手は行っています。
打つ打たないを判断する選球眼だけでなく
スイング中のわずかな時間に微調整する選球眼も一流選手には求められます。
眼と体はダイレクトにつながっており、
眼から入力された情報に対して体は瞬時に反応を出力します。
この野球の話で言えばわずか0.2秒の間にもそれは自然に行われているのです。
適切な見方さえしていれば、あれこれ考える前に体が勝手に動いてくれるのです。
そしてその「適切な見方」をさらに高めてくれ、
あなたのプレーの力となるものがスポーツグラスなのです。
あなたの持つ能力を最大限に発揮するために、
あなたの潜在能力を最大限に引き出せるスポーツグラスを
これからも作り上げてまいります!
どうぞよろしくお願いいたします!
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