2012年2月9日木曜日

情報収集能力を向上させるには

スポーツビジョン、つまりスポーツにおいての目の役割は

その競技においていくらでも正確に情報を取得し

それを行動に移すというインプット→アウトプットの、インプットの部分に当たります。

インプットは情報収集力とも言い換えることが出来ます。




スポーツビジョンは

・動くものをはっきり見る「動体視力」

・素早く目を動かす「眼球運動」

・一瞬で多くの情報をキャッチする「瞬間視」

・広い範囲を同時に見て取る「周辺視野」

・見たものに対して迅速かつ適切に対応する「眼と行動の協応動作」

の5つがあり、これらの要素が複雑に絡み合ったものです。





この中で瞬間視と周辺視野について

トレーニングという部分を除けば、私が出来ることは

その瞬間でいくらでも多くの情報を瞬時に、的確に取得出来るような

アイウェアのご提案をしていくということが出来ます。

瞬間視、周辺視野について、先日お話させていただきました

出来るだけ広い視界の確保と、見える視界をいくらでも情報が取得出来る

視界に変えていくことです。







そこで特に重要になってくるのはレンズの色、レンズカラーです。

まず色の濃さというものは距離感や物体の大きさを左右します。

一般的にまず赤や橙などの暖色系の色を見た場合、近く感じます。

逆に青などの寒色系の色は遠く感じられます。

そして物体の大小感は、色合い(色相)よりも

明度、つまり明るさの影響を大きく受けます。

ゴルキチ氏のブログにもあるようなボールの大きさが違って見えた現象です。

そして誘目性、周囲の注意をひきやすい目立ちやすさのことです。

そして視認性です。

文字通り認められやすさのことです。

これは背景色によって大きく変わるとされています。

明度さの大きい色ほど視認性が高い色と言えます。

コントラストの差が大きければ大きいほど認識しやすいということです。







これらの要素が非常にスポーツビジョンにおいては重要な項目となりますが

仮に同じ競技であっても、背景、つまり場所が変われば

普段とは違う景色になりますし、天候や時間帯も違えば見え方も変わります。

つまりこれらは背景に大きく左右されますし、常に一定ではないと言えます。

その中でコントラスト性能が重視される場合もあれば

レンズの明るさ(レンズの濃さ)を重視しなければならない場合もあります。

コントラストについてや明るさの違いについては

後日また詳しく触れさせていただきますが、

プロやオリンピック選手をサポートさせていただく中で

この人たちの目にはどういった視界(見える世界)が見えているんだろうと思います。

文頭に書かせていただきましたこの情報処理能力を向上させることが出来れば

多くの情報を一瞬で取得出来るようになれば、

次にどう動いたらよいかなどをいち早く察知出来ます。

それはあなたにとって大きな武器となることは間違いありません。

金栄堂にインプレッションという形で毎回サポート選手の皆様から

ご報告を頂戴しておりますが、それは私にとっても大いに参考になるデータであり

それをしっかりとフィードバックさせていただき、

本当に見たい視界の実現と、それらを使うことであなたのご活躍の助力となる

アイギアを創り上げます!











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