2012年10月6日土曜日

夜間運転適合と不適合について

今回ドライブ、特に夜間運転ということに着目し

動画を作成させていただきました。

■夜間運転適合と不適合について



朝晩、光量が足らない場面はご旅行などの時だけではなく

日々の通勤などでお車を運転される方も多く経験をされていらっしゃると思います。

2000年秋に屈折補正用眼鏡レンズの新しいJIS規格が公示され、

翌年2001年4月より実施されております。

このJIS規格において運転の不適合性という項目があります。

・運転不適合
レンズの視感透過率τVが8%より小さい(カテゴリー4)か、
500~650nmでの分光透過率τ(λ)が一部でも
視感透過率τVの0.2以下になりで信号認識に問題が起こり得るレンズ。
または、信号機の赤、黄、緑、青の識別ができづらいもの。
信号認識のための相対視感度減衰率(Q値)は以下の数値を保つことが求められています。
Q値 Q=τsign/τV
  赤:0.8 黄:0.8 緑:0.6 青:0.4

・夜間運転不適合
視感透過率τVが75%未満のレンズは、
夜間や薄暗い場所で視力低下の危険性があるので、
夜間や薄暗い場所での運転には適さない。

このようにJIS規格で示されておりますとおり

カテゴリーがそのレンズの濃度や色で区分されております。

視感透過率に関しては考え方としては

一般的に表示されておりますレンズの

可視光線透過率の数値と思って頂ければと思います。

濃度の表示とは異なる数値ですのでご注意ください。

レンズのカラーによって夜間ならびに

運転適合するものが同じ濃度、同じ可視光線透過率でも変わってはきますが、

夜間運転適合のカラー濃度に関しては、

大きくは可視光線透過率が75%以上、レンズ濃度が20%未満のものであれば

その条件を満たすものとお考えいただければと思います。

お使いのレンズが大丈夫かどうかに関しては

拝見させていただければある程度判断は出来ます。

そして実際にこの動画内で夜間運転でどういった見え方をするのか、

どうして不適合になるのかをテストしております。

カメラで撮影した画像ではありますが、

どれほど暗くなり視認性が落ちるのがお分かりいただけるのではないかと思います。

規格があるのは、やはりこういった見え方をし、危険な場合があるからです。

それを国として基準を明確にししたものがこのカテゴリー分けなのです。

明るさの感じ方や見え方には個人差が大きくありますが、

私からもこういった基準を満たすものを夜間運転を主に

アイウェアをご選択される方にしっかりお話しさせていただいた上で

最適なものをご提案させていただいております。

また、夜間運転でヘッドライトが眩しいという方も多くいらっしゃいます。

ヘッドライトは同じく基準としてその位置や高さは決められたものですが、

光度に対しての明確な基準が現在のところございません。

この光度、ヘッドライトではカンデラという単位で表します。

実際にヘッドライトを見た際にどのレンズが最もその眩しさを抑えれるのかを

私の車でテストしてみましたのでご参考にしていただければ幸いでございます。

ですが前述させていただきましたとおり、明るさの感じ方は人それぞれですし、

ヘッドライトの明るさや光度もその車種やライトによってすべて変わりますので

あくまで参考という形でご覧いただければと思います。

ですがどんな方であっても夜やトンネルなど

暗くなれば暗くなるほどどんな方でも視認性は落ちます。

そしてレンズも濃度が濃くなればなるほど

ヘッドライトなどの眩しさは抑えることが出来ても、

全体の見え方は暗くなります。

暗くなれば道路の状況もわかりづらくなりますし、飛び出してくるものや

歩行者や自転車も分かりづらくなる場合もあり、

自分だけでなく周囲の人なども巻き込んでしまう恐れがあり非常に危険です。

安全運転のために、夜に関しては出来るだけクリアに近いもの、

明るさを保ち、夜間運転を安全に走行していただけるようなものを

お勧めさせていただきます。

夜間運転、個々の感じ方の違いなどから非常に難しい部分ではありますが

ヘッドライトが眩しい、夜運転しづらいなどやはり運転をする中で

色々なお悩みがあると思います。

私も今まで様々なテストを行わせていただいておりますが、

これからも色々な状況下で様々なものをテスト・検証し

皆様により使いやすいもの、お役に立ってくれるものをご提案させていただきます!








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