2012年9月29日土曜日

掛け心地(重量バランスとズレ)について

スポーツグラス・スポーツ用メガネやスポーツ用サングラスというものは

通常のメガネとフィッティングポイントが異なります。

金栄堂のフィッティングについてはこちらのページをご覧ください。

■スポーツグラス・スポーツサングラスのフレーム選定基準

そして今回は通常の眼鏡やサングラスとの違いという部分だけではなく、

お選び頂きましたスポーツグラス・スポーツサングラスをどのように

チューンナップやカスタムを施し、その方のお顔に合わせていくか、

どういった競技にどういったカスタムを行うことが適切なのか、

どういったカスタムやチューンナップがあり、それらの意味について

動画を作成させていただいております。

■掛け心地(重量バランスとズレ)について



通常のメガネフレームは鼻当てのパッド、全体幅、耳の曲げの部分を調整し

お顔に5つのポイントでホールドさせていきます。

これに対してスポーツグラス・スポーツサングラスはものによって例外はありますが、

パッド部分とテンプル(ステム)全体でお顔にホールドさせていきます。

点ではなく、面で、そしてフレーム全体で

そのスポーツグラスをお顔にしっかりとホールドさせていきます。

こういった形状になっておりますのはキャップやヘルメットとの干渉を避けるために、

そして出来るだけお顔に密着させることで保護性を高め、

左右の動きだけではなく上下の動きに対してもズレを極力軽減できるように

こういった構造を持っています。

日常的な使い方を前提としたものではなく、

やはりスポーツなどの過酷な状況でしっかり保護、

そして最適な見え方を保てるようにこういった構造を用いています。

オークリーやルディープロジェクトなどでは

更にグリップを増すためにズレ防止のゴムなどを採用したものもなどが

多くラインナップされております。

ヘルメットに入ることを前提にテンプル部分を短くし、

眼鏡やサングラスが浮き上がるのを防ぐ構造をもったセブンアイなどもあります。

このヘルメット用などの場合は髪がひっかからないように

滑り止めをテンプル部分には施していない物など、

そのスポーツや競技において安全に、

そして適切なポジションとフィッティングを実現してくれるのが

本当のスポーツグラス・スポーツサングラスなのです。

そしてこれらに加え、金栄堂ではメガネグリップやメガネロック、

オリジナルノーズパッドや鼻に当たる接触面を広げられるようなものなど

様々なチューンナップパーツをご用意させていただいております。

例えばこちらをご覧ください。

向かって左がオークリー社純正のノーズパッドです。

モデルはPITBULL(ピットブル)というモデルのジャパンノーズパッドですが、

このままではどうしても高さが合わずお顔に密着しすぎてしまったり

まつげが触れてしまう場合があります。

それを改善させていただきましたオリジナルアジアンフィットノーズパッドが

向かって右側のものです。


この加工はその方の掛けたい位置やお顔立ちによって形状や厚みを変えます。

実際に取り付けてみるとこんな感じで大きくノーズの形状が変わっているのが

お分かりいただけるのではないかと思います。


そしてこちらは同じくノーズパッドのカスタムですが、

モデルが変わってMフレーム用です。

上記と同じく向かって左が純正の状態、右が当店のアジアンフィットノーズパッドです。


純正の状態ではこの位置に固定されますが、


金栄堂で作成させていただきましたMフレームアジアンフィットノーズボム(6mm高)を

取り付けることでこれだけ高さが変わったのがお分かり頂けると思います。


これに関しては3種類の高さ違いのノーズパッドを作成しております。

こうすることで曇りやまつげの干渉が今まであった方には大幅に

その掛け心地を改善出来ます。

そしてレックスペックス用オリジナルノーズパッド。


レックスペックスの場合は保護の観点から非常に密着度が元々高いですが、

特に海外製品のため、そのままではまだ鼻峰もしっかりしていないお子様ですと

特に密着しすぎて曇りやすく使えない場合が多いです。

そこでその保護性を保ちながら、空気の循環をよくし曇りを軽減しながら

しっかりスポーツ時・運動時にかけ続けていられるように作成をしたものです。

こうして取り付け無しの状態(上)と比較しても取り付けた状態(下)と

大幅にノーズのかかる位置が離れてくれているのがお分かり頂けると思います。


そしてこちらがメガロック。


ひっかかりのないことでいくらズレにくい構造を持つスポーツグラスも

ゴルフなどで下を向いた場合はアイウェアが浮いてしまうことがあります。

このメガロックをこうして付けてあげることで、下を向いてもアイウェアのズレが

軽減されます。


そしてこちらがオリジナルストラップ。


マジックテープ式になっており、ランニングなどの上下運動や

スキーなどのそういった振動に対して非常に有効であるパーツです。

よりお顔に密着させることが出来、衝撃などからもズレを低減出来ます。

こんな感じで様々なスポーツグラス・スポーツサングラスに取り付け出来ます。


原則金栄堂でお買い求めいただきましたもののみに上記のようなカスタムや

パーツ取り付けをさせていただいておりますが、

これらは皆様のご要望やご意見を元に作成をさせていただいたもので

他店様で同じカスタム方法はおそらくないと思いますし

金栄堂として、那須丈雄自身が色々なシーンを想定し作成をさせていただき、

サポート選手などの皆様にそのパーツ等を実際にご使用いただき

最適なカスタムと裏付けを取らせていただいたものです。

そしてこれら以外にも様々な方法やパーツを用い、

使われる方に本当に必要な、本当の力となるアイテムを作り上げていきます。

例え同じサングラス品番だったとしても、こうして出来上がったアイテムは

あなただけのオーダーメイドスポーツサングラスと言っても過言ではないでしょう。

これらのパーツなどはすべて使われる方にとってそのアイウェアが

最高のパフォーマンスを発揮し、

皆様のご活躍の力となるべく開発させていただいたものです。

やはり通常のメガネやサングラスの形状ではスポーツ時は危険を伴いますし、

仮に安全な作りを持っていたとしても構造面・機能面で

その要件を満たしていなければ逆に危険を招く場合もありますし、

過酷な状況の中メガネやサングラスがずれてしまっては何にもなりません。

眼鏡などが曇ってしまえば外すしかありません。

また、ズレなどを気にしていては競技に集中することが出来ず、

集中力をも欠いてしまいます。

そうなっては全く意味をなさないどころか、邪魔になる可能性もあります。

スポーツを安全に楽しむために、

そしてその最適なスポーツグラス・スポーツサングラスを使用することで

より使用される方がご活躍できるように、そしてより高みへと歩んでいけるように、

最適なスポーツグラス・スポーツサングラスを用いてその場所へ導いてまいります!

これからも最適なアイウェアのご提案と

独自のチューンナップ・フィッティングを行ってまいります!













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2012年9月28日金曜日

金栄堂スポーツ用レンズ耐衝撃テスト

先日こういったものを私が夜な夜な一人で作成をいたしました。


全て手作りで作った簡易的なレンズ耐衝撃テスト機器です。

実際にレンズが万が一の衝撃に耐えることが出来るかどうかの

テスト動画を撮影してみましたのでご紹介させていただきます。



このオリジナル耐衝撃テスト機器は金栄堂店内に実際にあります。

通常のメガネレンズとスポーツ用レンズの強度の違いを

実際にご覧いただくためのテストでもあり、

レンズが新しい素材などの場合はこの機器を用い

スポーツに使える強度があるかどうかを確認します。

方法としては約70cmの高さの筒を用い、

筒先から約500gの鉄の棒をレンズに向かって落とします。

この鉄の棒は先端が鋭利にしてあります。



この500gの鉄棒が高さ70cmからレンズに向かって垂直に落ちた際、

レンズが割れるか割れないかという単純なテストですが、

レンズの強度をこのように金栄堂ではテスト・検証を行っております。

今回は一般的なメガネ用のレンズCR-39素材と、

次世代マテリアルレンズNXTの2点に対し

この強度・耐衝撃テストを行わせていただいた動画です。

NXTはポリカーボネートと同程度の強度があるとされておりますが、

仕事量で申し上げますと

一般のCR-398素材の約30倍近い強度があると言われております。

この2種類のレンズに対して同様のテストを行い、

その強度を検証させていただきました。

実際にこの鉄棒を落としてぶつかった状態のNXTレンズ。



CR-39はこのとおり見事に粉々です。



スポーツにおいてはどんなスポーツであってもやはり危険を伴います。

その危険を出来るだけ回避できること、

安全にスポーツに臨めること、

そしてそれらの安心感はしっかりと眼を見開いて競技に臨めるため、

周辺視や瞬間視もしやすくなることが言えるでしょう。

本当に必要なスペック、

そしてスポーツ用メガネやスポーツ用サングラスの絶対条件は、

まずは何を差し置いても安全性です。

メーカーの受け売りだけではなく、こういったテストなども実際に行わせていただき、

本当にあなたの眼を確実に保護してくれるレンズをご提案させていただきます!







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2012年9月23日日曜日

メガネの上からかけるオーバーサングラス

普段使用しているメガネとサングラスを共用できるアイテムとして

オーバーサングラスというものがあります。

このオーバーサングラスは文字通り、

今掛けているメガネの上から更にかけていただくことで

あっという間に度付きサングラスに出来るというアイテムです。

オーバーサングラスには賛否両論がはっきり分かれますが、

各々メリット・デメリットがありますものの

使い方によっては非常に便利で、見え方をコントロール出来ます。

オーバーサングラスというものについて、そしてそのメリット・デメリットについて

動画を作成させていただきましたので是非ご覧いただき

ご参考にしていただければと思います。

■金栄堂タケオNEWS



眼鏡を外さなくとも日差しを抑えることの出来る

サングラスにすることが出来るというのが

このオーバーサングラスの最大のメリットです。

また、度付きサングラスを作成するよりも

価格が安価で共用出来ますのもメリットのひとつです。

デメリットとしてはやはり2重に眼鏡をかけることになるために

どうしても重さが出ます。

また、同じく2重になることで曇りやすかったり、

眼鏡によってはサイズが限られてしまうということがあります。

コクーンズやPOLA-FITといったオーバーサングラスを

金栄堂では取扱いをさせていただいておりますが、

サイズやカラーもバリエーションに富み、

数あるオーバーサングラスでも信頼と実績のあるものを

お勧めさせていただいております。

そしてこのオーバーサングラスにはTALEXやコダックなどの

各種偏光レンズや調光レンズなど様々なレンズを組み込むことが出来ます。

メリット・デメリットはありますし、

その使われる状況で適したものがすべて変わってはきますが、

こういったオーバーサングラスも使われる方の状況によっては

素晴らしい効果を発揮してくれるアイテムです。

一概にオーバーサングラスやクリップオンがダメなものではありません。

その方の使い用途などで、通常のサングラスなどよりその方にとって

絶大な効果を発揮してくれることもあります。

逆にその用途に適さないもので無理やりオーバーグラスをお勧めしたのでは

役に立たない無用の長物になることはもちろん、

場合によっては危険を伴うようなことにさえなりかねません。

適材適所という言葉がありますが、推測や推定でお勧めするのではなく

そのノウハウと検証したデータが私にはあります。

お使いになる用途に合わせて

一つの選択肢としてお考えいただくことの出来るアイテム

それがオーバーサングラスです!




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2012年9月15日土曜日

跳ね上げ式スポーツグラスのメリットとデメリット

跳ね上げ式のスポーツグラス・スポーツサングラスのメリットは

やはり最も大きいのはサングラスレンズを跳ね上げれることが出来るために

自分で自由に明るさを調整できるというのが最大のメリットでしょう。

■跳ね上げ式スポーツグラスのメリットとデメリット:タケオNEWS



元々は跳ね上げ式というのは度付きの方のために考えられたアイウェアですが、

スポーツにおいて明るさを自由に調整できるということは

例えばドライブ時に急に暗いトンネルに入った際にはすぐに明るい視界を確保でき、

逆にトンネルから出た場合は眩しさをすぐに抑えることが出来ます。

そしてもともとスポーツ用の跳ね上げ式メガネ・サングラスというのは

数自体がかなり少ないのですが、その中でもルディープロジェクトの

EXCEPTION(エクセプション)というモデルが代表的なものとも言えると思います。

■RUDYPROJECT EXCEPTION



このエクセプションの機構についても動画を作成しておりますので

是非合わせてご覧いただければと思います。



そしてこのエクセプションも単にスポーツタイプということではなく

スポーツ用としての眼鏡・サングラスの

一定の金栄堂で定める基準をクリアしたものです。

度付きレンズが比較的安価に作れることもあり、

度付きユーザーやアスリートの方々にもご好評いただいておりますが、

逆に跳ね上げ式の眼鏡・サングラスのデメリットとして

やはりどうしても2重になる構造のため重さが出ること、

そして衝撃が考えられるサッカーなどの競技には向いておりませんし、

危険を伴う場合がありますため私からはそういった使い方では

お勧めしておりませんし、そういう目的でのご販売は行いません。

それはやはり構造が複雑なため破損の恐れ、そして危険を伴うからです。

一概にどの場面でも使えないというわけではないでしょうが、

やはりスポーツグラス・スポーツサングラスは安全性が第1条件です。

そのため、そういったスポーツではご販売出来ませんが、

ドライブや自転車等では明るさの調整が自分で自在に行えるというのは

大きなメリットとなり、きっと活躍してくれるでしょう。

登山家の方やアウトドアマンにとってもサングラスは必須ですし、

度付きの方も含め、こういった跳ね上げ式サングラスであれば

荷物を更に減らせることも大きなメリットです。

同じ競技や、近い顔形の方であっても適したもの、

その方の力になるものは異なります。

ですがこういった跳ね上げ式のものを含め、今様々な選択肢があり、

今まで蓄積した経験とデータ、そしてその方の最も力強い味方であり武器となる

安全で活躍してくれるスポーツグラス・スポーツサングラスを作らせていただきます!

どうぞよろしくお願いいたします!









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2012年9月8日土曜日

スポーツグラス・スポーツサングラスの度付き・インナークリップ方式とダイレクトインサート方式

スポーツグラス・スポーツサングラスを度付きのする方法として、

元々入っているレンズを取り外し

直接度付きレンズを入れるダイレクトインサートという方法と、

サングラスレンズの内側にクリップオンフレームをセットし、

そのクリップオンに度付きレンズを入れて度付き化する

インナークリップ方式があります。

各々メリット・デメリットはありますがいずれも間違いなく度付きにすることが出来ます。

今回このスポーツグラスの度付きについての動画を作成してみましたので

是非合わせてご覧いただけますようお願い申し上げます。

■タケオNEWS



まずインナークリップ方式の度付きについて、

メリットとしてはやはり価格がダイレクトに度付き化する方法よりも

比較的安価に出来るということが大きなメリットと言えるでしょう。

また、どんなに強度数であっても

ほとんどの度数で度付き化させることが出来ることも大きなメリットのひとつです。

インナークリップは基本的にそのモデルによって取り付け出来るクリップが異なります。

そのサングラスやメガネの形状に合わせて

最適な形状をもったクリップを使用することで

視界や重量バランスがしっかり保てます。

また、金栄堂ではインナークリップにお入れするレンズも

すべてUVカット付のレンズを使用します。

インナークリップ方式のデメリットとしては

まずあくまでサングラスレンズの内側につくものなので、

サングラスレンズよりはやはり小さい形状となりますため

見える範囲は限られます。

基本的には正面視のみの視界となります。

また、どうしてもサングラスの内側につく物のため、

まつげが触れてしまったり、触れないようにすると

サングラス自体がかなりお顔から離れてしまう場合があり、

その部分から光の入射が入る場合があります。

また、レンズがサングラスレンズを含め2組4枚付くことになりますので、

重量はフロント部分が特に増し、ずれやすくなってしまう場合もあります。

こういったメリット・デメリットはありますが、

インナークリップ方式のアイウェアの中で非常に優れたアイテムもあります。

代表的なもので言えばこのルディープロジェクトのエクセプションでしょう。


完全に設計する段階から度付きレンズを入れることを前提としておりますために

度付きレンズが入っても無理のない設計になっております。

更に跳ね上げという機構を持ち、様々な明るさに瞬時に対応出来ます。

インナークリップ方式としては色々なアイテムがありますが

その中でこのエクセプションはインナークリップ方式としては

非常に完成度の高いスポーツグラスと言えます。




これに対してダイレクトインサート方式:直接度付きにする場合は、

度なしレンズを取り外し、そこに度付きレンズを直接はめ込みます。

あくまで元のサングラスイメージを崩さないように、

元々入っておりますサングラスレンズとレンズの表カーブが

仮に8カーブであれば同じ8カーブの、

6カーブであれば同じ6カーブのレンズをお入れします。

そうすることで見た目を損なうことなく、

元のサングラスのイメージのまま着用することが出来ます。

これは2003年ころになるでしょうか。

私がすべて手作業でオークリーのROMEO2というモデルを

度付きで作成したものです。



フレームとレンズのはめ込み部分、レンズカーブ、そして度数の強さと

非常に難しいアイテムで通常の切削ではこのROMEO2を作成することは出来ません。

大まかな形に削ったあとハンドリューターでフレームとレンズの

はめ込み部分を削り、切断面を紙やすりで600番台から2000番台まで

徐々に目を細かい紙やすりを使ってしあげていきました。

最後にバフかけを行い、フレームのトルクス部分の切り込みと

鼻側の突起を作ってあげて完成です。

当時はこの1本を作成するだけで3時間半前後かかりました。


ただレンズカーブを合わせるのではなく、

切削位置などもすべて加味し、

デザイン上でも元のイメージを忠実に再現します。

厚みが出る分、レンズの厚みが出た分はこのように後ろに出していきます。


大きなメリットとしては直接度付き化することで

元々そのアイウェアが持つサングラスレンズと同じ

非常に広い視界を得ることが出来ます。

これは度数が近視の-7.00、そしてレンズサイズが非常に大きいモデルですが

これもこのような形で度付きで作成させていただきました。


以前は上記のROMEO2などはほとんど手作業でしたが

新しい機械などを導入したことにより

より精密に、より元のイメージを忠実に再現し

デザイン面でも機能面でも素晴らしい仕上がりにすることが出来るようになりました。


特にスポーツ時はあらゆる方向でしっかりと情報を得られることは大きなメリットです。

度なしと同じように十分な視界を得られること、

そしてインナークリップ方式と異なり、

度なしのサングラス同様にしっかりと奥までアイウェアを着用し

光の侵入などもしっかり防げます。

デメリットとしては価格がある程度高価になるということが挙げられますが、

金栄堂のスポーツレンズはすべてUVカット練りこみのため

いくら深く傷が入っても紫外線を吸収し

眼を保護してくれる効果は変わりありませんし、

これだけの視界を得ることが出来るメガネというのは他にありません。

スポーツ時は眼からの情報が約9割にも上ると言われます。

いくらでも情報を仕入れたものが勝負を制すると言っても過言ではないでしょう。

また、デメリットとしてはどうしてもサイズやレンズの湾曲のために

ややレンズが一般レンズと比較した場合はやや厚くなります。

こちらは上記のNIKEのImpelですが、-7.00でこれだけのサイズになると

このようにある程度の厚みは出てきます。


厚みが出る分まつ毛などの干渉も考えられますが

インナークリップ方式とは全く別物ですし、

チューンナップやフィッティングパーツなどを施すことで

しっかりとお顔にフィットさせ、通常のメガネよりも広い視界を確保し、

まつ毛などの干渉や光の侵入も大幅に防ぐことが出来ます。

また、番外編として例えばOAKLEYのRADARなどは

レンズが左右に分かれていないシールドレンズというものを使用しています。

左右がわかれていない状態で度付きにするということは出来ません。

ですがこのRADARの機能を最大限に活かしながら度付きにする方法。

それはこのようにシールドレンズをくりぬき、度付きレンズをその部分に

はめ込むことで度付き化するという方法です。


これはわかりやすいようにシールドレンズがIceというカラーなのに対し

クリアレンズをはめ込んでありますが、

基本的にはそのシールドレンズに合わせたお色で作成させていただきます。

度付きレンズ部分を外してみるとこんな感じです。


仮にこういった形でお作りいただいても、度なしになっているシールド部分からも

光というものを感じることが出来るため、

RADARそのものの機能をこうして度付き化しても最大限に活かすことが出来ます。

必ずしも度付きがすべてではありませんし、使い用途などによっては

度付きをベースで考えた場合に適さないモデル等もあります。

ですがその方が最も活躍できるように最適な視界を作り上げることが出来ます。

独自の作成方法や、その使われる方の用途や競技、

見た目や度数の兼ね合いなど様々な要素を加味し、

様々な方法を用いて

最強の度付きスポーツグラス・スポーツサングラスを作り上げます!









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2012年9月2日日曜日

遠近両用スポーツ用メガネ・スポーツ用サングラス

金栄堂には老若男女、様々な目的をお持ちの方に

お越し頂きご注文を頂いておりますが、

その中で遠近両用のスポーツ用メガネ・スポーツ用サングラスが欲しい!

というご要望も多く頂きます。

今回はスポーツ用の遠近両用レンズについて

動画を作成してみました。

■金栄堂タケオNEWS




通常の遠近両用は外面に累進構造・非球面構造を持ってきておりますので

比較的レンズカーブが浅くなり平らになります。

そのため、取り付け自体が通常は難しいのと、

素材的な問題でスポーツ用として適合するものは少ないです。

ですが金栄堂ではそのサングラスやメガネの形状に合わせて

最適なカーブの遠近両用レンズを作成することが可能です。

実際に作成したFASTJACKET用の遠近両用レンズがこちらです。


純正の度なしレンズとほぼ遜色ない仕上がりでこのように作成が出来ます。

特にこのFASTJACKETの場合は通常の切削方法では

度付きレンズは厚みや爪などの構造上の問題からお入れできないために

特殊切削をします。

表からは上記の画像のようにまるで度なしのようですが

裏面のフレームに隠れる部分はこのように切削しております。


こちらは別カラーでの遠近両用スポーツレンズでの作成です。



あくまで元のイメージを崩さらないように、

そして本来のFASTJACKETの機能を度付きであっても遠近両用であっても

フルに活かし、眼や目の周りの保護、そして広い視界を取ることで

スポーツをより楽しんでいただけるように

レンズカーブは度なしのレンズに最も近いカーブ、

そして切削面でもこういった特殊カットを施しフレームにセットすることで

度付きでも遠近両用でも通常の眼鏡やサングラスでは得られない

最高のパフォーマンスを手にすることが出来ます。

もちろんUVカットは100%、レンズの強度としても非常に強度があり

スポーツでしっかり使える保護性の高いレンズを使用します。

スポーツ用レンズの強度について色々なテストを行い、

一定の基準をクリアしたものだけを

スポーツ用としてご販売させていただいております。

これだけではありませんが、スポーツ用としてのレンズテスト、

こんなことをしています。






そしてこの遠近両用で作成させていただく場合も

通常のメガネの度数をそのままお入れするようなことはなく、

カーブに合わせたレンズ度数補正、視度補正、

調節力と眼鏡のバランスによる加入度の補正を行います。

そうすることで快適なスポーツライフを遠近両用で送ることが出来ます。

遠近両用レンズは現在ほとんど累進多焦点レンズといって

各々の箇所に応じたプリズムならびに厚み補正を行うことにより

レンズの度数の変化をつけておりますので

見た目にはほとんど単焦点と呼ばれる通常のメガネレンズと変わりありません。

ですがどうしてもそういった構造上、

周辺部に非点収差というボケが発生します。

そしてスポーツ用のメガネやサングラスの遠近両用レンズは

遠くの部分をかなり広くとってあり、

近くは通常の遠近両用レンズよりはやや視界が狭く見にくくなります。

ですが基本的に遠方を見た場合に出来るだけ歪みが少なく、

様々な場所を見るスポーツ時に近くの視界よりも

遠方視野をしっかり取るためにそういった設計になっております。



金栄堂のスポーツ用遠近両用レンズは偏光や調光、

そして偏光調光、ミラーコートなど様々なタイプ・機能レンズでの

スポーツ用遠近両用レンズが作成出来ます!

老眼が入ってきたからとあきらめないでください。

あなたの使い方に合わせて最適な

スポーツ用遠近両用レンズを作成いたします!







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