2012年2月26日日曜日

早い動きの中で視認性を向上させ、選手に的確な情報を伝えるには

スポーツビジョンの考え方として先日その基準となるものを羅列しましたが

スポーツビジョンではいかに見ている視界からいくらでも早く情報を収集する

情報収集力が大切であるか、つまりインプットする能力を向上させれるかが

重要な鍵となります。

その中でスポーツグラスの役割としては瞬間視・周辺視を向上させるという

大切な役割を担いますが、その中で瞬間視を取り上げてみますと

コントラストを向上させることで一瞬で的確に情報を収集し、

行動に移せるという部分ですが、これと連動して動体視力というものがあります。

動体視力は動いているものを的確に捉えることが出来るかということですが

スポーツビジョンの考えではその内容を分けて考えるものではなく

いずれが欠けてもその情報収集力は落ちるという考えです。

一瞬でいくらでも的確な周囲の状況を把握するのはもちろん、

適したコントラストを向上させることで早い動きをする

相手プレーヤーやボールなどに対しても

コントラストレンズを使用し、コントラストを向上させることで、

この瞬間視、そして動体視力も向上させることが出来ます。

動いているものは写真のフレーズでいけば一つ一つの画像が

連続して動いているものであり、それらが連なって一つの動作として見せるわけですが

その対象物に対して的確なコントラストを向上させることで

瞬間視、動体視力を向上させることが出来るということです。

動体視力計では一定の画像の判断のためこういったデータは出にくいですが

実際のフィールドでは様々な色や明るさが連なっている中で

的確なコントラストを出すことが出来れば

それらの視機能を向上させることが出来、瞬時に状況や相手の動作、

ボールの軌跡などを把握し、行動に移せるということは非常に大きな力となります。

実際金栄堂で5年以上もの間、実際にテストと検証を行ってまいりましたが、

例えばテニスにおいて通常のサングラスレンズよりも

対象となるボールや相手プレーヤーに対してのコントラストを向上させた

レンズを使用することで瞬時に判断が出来るというデータが出ております。

特にそのレンズの中でも、雑誌テニスジャーナルなどでも

ご紹介させていただいておりますがバイクTJ(OZ-2)というレンズが

視認性を向上させることが出来るレンズとして優秀な成績を納めました。

バイクTJ(OZ-2)は日常的な視界のレベルの中で

コントラスト性能を最も高めたレンズです。




サングラスレンズという概念ではなく、視認性を向上させるスポーツレンズとしては

非常に高いレベルに位置し、OZ-16などと比較すれば色の認識も

比較的しやすく、プレーヤー、アスリートにとってハイレベルな視界を提供します。

このバイクTJの視認性を向上させる性能と、

「眼のエアバック」として眼、そして眼の周りの肌を保護できる

理想のスポーツグラスとして当店では特にテニスプレーヤーの方には

Zerorh+でリリースされておりますハイコントラストANGELFISHが

ご好評を得ており、現在まで数百本ご販売させていただいております実績もあります。

■テニス用スポーツグラス




そしてその「眼のエアバック」というそのしなやかさと保護性について

動画も撮影してみました。



全体の大きさはコンパクトですが、レンズサイズは非常に大きく

周辺視の部分でもしっかりと広い視界を確保出来ています。

フレーム自体もグリラミドチタニウムという軽くて柔軟性のある素材を使用しており、

テニスなどの競技においては、現在の時点でテニスアスリート、プレーヤーにとって

最高レベルのスポーツグラスと言えるのではないでしょうか。

的確な情報、プレーヤーやアスリートが本当に欲しい情報を

こういったスポーツグラスを使用することで手に入れることが出来ます。

様々なテニスプレーヤーの方々にご協力を頂いて

これらをテスト・検証してまいりましたが、私が自信を持ってお勧めできる

視認性を向上させることが出来るスポーツグラスです!

最後に動体視力をゲーム感覚でトレーニング出来るブログパーツを

いくつか貼っておきます。



近視 視力回復手術動体視力 トレーニング




レーシック 情報動体視力 トレーニング




イントラレーシック 相談動体視力 ゲーム



こういったものも是非また皆様にご紹介出来ればと思いますし、

私が選手の方、アスリート、プレーヤーの方々に出来ること

アスリート、プレーヤーの本当に求める視界をご提供させていただくとともに

一緒に皆様のご活躍のお手伝いをさせていただければと思います!

どうぞよろしくお願いいたします!










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2012年2月24日金曜日

コントラストレンズカラーの意義と概要

先日コントラストレンズについてお話させていただきました。

そしてコントラストレンズというのはその差を大きく見せることで

瞬時に必要な情報を仕入れることが出来るものです。

以前お話させていただきましたスポーツビジョンの考えに則れば

コントラストが出れば出るほど見え方がいいということになります。

ですがコントラストをレンズを通して際立たせた場合

その差を強調して瞬時の判断が出来る分

レンズを通した見え方と通さない見え方で大きな差が出てきますため

不自然な見え方になり疲れを誘発する場合があります。

言葉で申し上げても中々わかりづらいと思うので、

実際に各々の写真を撮影してみました。




■裸眼(何もかけていない)の状態



■グレーの非コントラストレンズの見え方(OAKLEY Grey)




■コントラストレンズの見え方(OAKLEY VR28)






上記の画像をご覧いただいてわかるようにVR28は裸眼の状態とは

全く色合いは異なって見えます。

人間にとって不自然に見えるということは前述させていただいたように

そのコントラストが高くなればなるほど疲れを誘発する恐れがあります。

以前お話させていただきましたスキー用ハイコントラストレンズ

OZ-16はこのコントラストを極限まで高めたもので普段使いには向きません。

ですがゲレンデで白と黒のみの世界では絶大なコントラスト性能が

視認性を向上させて非常に見やすく感じられます。

日常的に使われるものであればブラウンがコントラストレンズの中では

最も適切でしょう。

そしてその中間に当たるのがルディープロジェクトのレーシングレッドや

オークリーのVR28などです。

OZ-16などと比較しては自然な見え方で、

それでいてブラウンなどのレンズカラーよりもコントラストを向上させることで

例えば自転車競技などにおいてもそのコントラスト性能で

早いスピードにおいても視認性が向上し、周辺の状況なども

瞬時に把握することが出来ます。

そしてグレーのレンズはこちらも上記の画像をご覧いただいて

お分かりになると思いますが、

全体のトーンは暗くなるものの自然な見え方をしてくれます。

景色を一定に減光していくために、コントラストは逆に下がります。

このレンズは例えば距離感を正確につかみたい競技などによく用いられます。

代表例で申し上げればゴルフでボールの距離感を正確につかむために

プロの方もほとんどグレー系のカラーを使用されます。

余談になりますが、ある女子プロゴルファーの方は

サングラスをかけることでボールの反射がなくなり距離感が変わることが嫌で

サングラスを今までは着けていなかったのですが、

紫外線などの有害光線から眼や顔を守りたいことに加え、

ギャラリーの視線を出来るだけ気にならないようにしたいということで

かなり薄いグレーのカラーレンズにシルバーミラーコートを施した

オークリーのチタニウムクリアというカラーを使用して

プレーに集中出来るようになったという事例もあります。

必要な情報をより強調するコントラストカラー、

自然に見え距離感を狂わせないナチュラルカラー、

そして上記のような色がほとんどないものでもメンタル面を考慮したカラー、

全てのレンズカラーに意味がしっかりとあり、

単にサングラスレンズと簡単に考えてしまいがちですが

適切なレンズカラーを選ぶことで、そのレンズを通した視界が変わることで

使われる選手にとって必要な視界を得させることも、逆もありえます。

スポーツにおいて眼からの情報が8割~9割の情報を仕入れて

その得た情報からアクションを起こします。

その仕入れる情報をあなたの使い方に合わせて

自身からの見え方も、相手からの見た目も、

いかようにも変えることが出来るのがスポーツレンズです。

適したレンズカラー、金栄堂ではその今まで培ってきたデータを保有しており

私自身も様々なレンズをテスト・検証しております。

そのデータ、お使いになる用途、癖や姿勢まで含めて

最適なレンズカラーをご提案させていただきます!












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2012年2月20日月曜日

レンズのグレードについて

一般的なメガネレンズには例えば薄型、超薄型、

そのレンズの屈折率やコーティングなどによって価格が分けられたり

オプションが設定されたりしております。

ではスポーツレンズの場合は?

通常のメガネレンズの分け方とは少し異なりますが、

まずスポーツレンズの第一の考えとなりますのはその安全性。

強度と紫外線カット率。これをなくしてスポーツレンズとは言えません。

まずそのスポーツレンズの紫外線に対する安全性については以前の記事を

ご覧いただければと思います。

■紫外線が目に及ぼす影響とその対策

スポーツサングラスの代表例とも言えるOAKLEYのレンズの強度については

こちらをご覧くださいませ。

■OAKLEYレンズの強度テストと検証

スポーツグラス・スポーツサングラスについては

多くのメーカーがポリカーボネート素材を用いたものが多いですが、

現在注目を集める最先端のスポーツレンズ素材であるNXT素材についても

先日動画を作成させていただいておりますので

ご覧いただき皆様のご参考にしていただければ幸いでございます。





スポーツレンズの場合はまずこれらの安全性の条件を満たすことが

絶対条件ですが、スポーツグラスやスポーツサングラスは

その保護するという性能面から湾曲したレンズ形状をしているものが多いです。

まず度付きの場合に関してはレンズ素材に関しては

もちろん通常のレンズ素材というものは上記の理由から

使用することはありません。

そしてレンズというものは単純に考えますとレンズの湾曲が深くなればなるほど、

つまりレンズカーブが強くなればなるほど

レンズの厚みというものが出てきます。

ここで、レンズの薄さの比較はよく屈折率で表されます。

屈折率とは入射した光がそのレンズを通した場合に

どれだけ曲げれるかの比率で決定されます。

屈折率はスネルの法則で成り立っており、その数値がレンズ素材によって異なり

数値が高ければ高いほどレンズはその入射した光を曲げる力が大きいことから

レンズは薄く出来るというわけです。

スネルの法則のとおり、同じ媒質(レンズ)であれば、絶対屈折率が成り立ちますので

レンズの素材が異なれば、入射した光を屈折率の高いものと同じだけの位置に

入射させるには、レンズを厚くしなければならないため

屈折率が高ければ高いほどレンズは薄く出来、

逆に低ければ低いほどレンズは同じ度数でもレンズが厚くなるわけです。

ですがレンズにカーブがつく場合、屈折率が高くともレンズの厚みが

大きくは変化しません。

というのも、レンズの表側のカーブが例えば8カーブという強いカーブの場合に、

度数に関係なくレンズのカーブを表側を同じにしなければならないからです。

そしてカーブレンズの場合、度数に応じて裏面を研磨していくことで

必要な度数を出していきます。

そのため、屈折率の違いでは通常のメガネのように大きな変化が見られない

場合が多いです。

もちろん若干の違いはあるのですが、

それよりも上記で書かせていただきましたその安全性の部分が

特にスポーツグラス・スポーツサングラスの場合は重要になってきますので

度数が入ります場合は、屈折率などを重視するよりも

その安全性であったり、お使いになる状況に合わせたレンズを選ぶことが

最も効率的な方法と言えるでしょう。

当店の度付きスポーツレンズもそのような考えで

全て度数によって分けさせていただいております。

そして屈折率が一般的に高くなればなるほど色分散率が高くなります。

光の波長がレンズを通した際に焦点を結ぶ位置が異なるために、

屈折率の高いレンズを通した場合、その位置が大きくずれが生じ

文字通り色が分散し、それによって色ずれが起こってしまいます。

レンズのグレードとはスポーツレンズに限っては特に

薄さだけというものより、その適したレンズを用いることが重要です。

そしてレンズが厚くなることで、眼とレンズとの距離が近くなったり

それによって曇りやすかったり度数の変化量が大きく変わったりと

色々なことが起こります。

それをどう実際の完成品をイメージしてご提案できるか、

そこがカーブ変換前の度数、同じサングラスやフレーム、レンズを使用しても

実際に出来上がったものは、その合わせ方で全く違ったものになります。

これは計算上だけの数値で出るものではありません。

私も今まで本当に試行錯誤がありましたが、本当にたくさんの方々のご協力を頂き

歴代、現在のサポート選手たちに色々お教えいただくことで

本当によいご提案が出来るようになったと思います。

その使い方や競技、同じスポーツであっても選手のご要望される主訴も違えば

お顔立ちも皆千差万別です。

それに合わせて私の今までの経験や検証結果をもとに

最適なレンズをお選びさせていただきます!









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2012年2月14日火曜日

コントラストレンズの定義と使用

コントラストレンズの定義は一般的に注視物、

つまり最も見たい全体の景色の中の一部を背景よりも際立たせ

最も必要な情報をいち早く入れることにあります。

よくスポーツをしている時、競技を行っている時

あいつはセンスがあるなあ、この選手はセンスがある、と言ったりしますが

センスという非常に広く曖昧な言葉の中で一つ重要な項目があります。

スポーツ、競技においてはもちろんですが、日常の生活においても

私たちは情報を仕入れ(インプット)→行動する(アウトプット)して行動をしています。

その際に必要な、欲しい情報を、誰よりもいち早く察知でき

それに対して適した行動を行えるということは

競技においても非常に大きな力となることは間違いありません。

この情報を仕入れ、処理する能力、行動に移すことの出来る情報収集力、

これこそがその選手にとってのセンスとも言えるのではないかと思います。

その情報処理能力を向上させる一つの手段が

今回お話させていただくコントラストレンズというものです。

それではまずここで、コントラストが高い、低いとはどういうことなのでしょうか。

コントラストとは、一般にはある注目物体と

それ以外の背景とが区別できるような視覚的な特徴の差を言います。

コントラストが高くなると明暗の差が大きくなり

明るい部分や暗い部分がはっきりしますが、中間の色が潰れてしまいます。

逆にコントラストが低くなると明暗の差が縮まり中間の色が増えて、

明るい部分や暗い部分がはっきりしなくなってしまいます。

これはどういうことか、下記の画像をご覧ください。



まず左上の画像が元の画像の状態です。

左側は下段に行くにつれ、輝度(その物体に反射した私たちが見ている光の明るさ)を

低くしたものです。

そして右上は左上の画像の色彩(明度と彩度)を上げたものです。

右側の段は、その画像をどんどんそのコントラストを強調させていきました。

コントラストを強くすればするほど白い部分はより白く

黒に近い色はより黒く見えます。

その際色彩はコントラストを上げれば上げるほど、

どんどん認識出来なくなっていくのがおわかりいただけるかと思います。

右下の画像の岩の苔などはもう真っ黒になって見えてしまいますね。

コントラストレンズは見たいものがより際立つことでいち早くその物体であったり

景色の情報をいち早く察知することが出来ます。

ですがデメリットとして、色の認識がコントラストを高くすればするほど

不自然な見え方になるということです。

どの程度のコントラストを出すかの度合いによってレンズの色みや濃さも

大きく変動します。

極端な例で申し上げますと、当店のスキー用レンズ・OZ-16が代表例と言えるでしょう。

■スキー・スノーボード用レンズ・OZ-16



ゲレンデはまさに白銀の世界。彩度はほとんど関係ありません。

一面に広がる銀世界では、この極端なコントラストを出すレンズが

その効果を発揮してくれます。

こちらが実際にOZ-16を通して見た視界です。



このレンズを使用することで明るいところは明るく見え、

僅かなギャップもその明暗がしっかりと出て非常に見やすくなります。

ですがこれはその特殊な状況下での効果を発揮してくれるものであり

日常的な場面やその他のスポーツでは

色の識別がしづらくなりますのと、青や緑などは黒く見えてしまい

逆に黄色などは白っぽく見えてしまい、使えないカラーとなります。

そして例えばイエローレンズもこの明暗度を強調することで

暗い場面でのコントラストを出すことが出来ます。

■何もかけない状態



■イエローレンズを通した視界



夜などの暗い場面では色彩がわずかしか感じられず、

全体のトーンがかなり低いものとなります。

このイエローレンズを用いることで白が非常に強調され、

その物体を認識することが容易になります。

逆に日中などは白や明るさが強調されすぎるのに加え

暗い場面では見えにくかった色もこのイエローレンズで

明度が増してしまうために全体がぼやけてしまうのと

やはり眩しいです。

ロードレースなどの自転車競技ではオークリーのVR28や

ルディープロジェクトのレーシングレッドなどがよく用いられていますが、

これはその状況を考えた場合に非常に慣れやすい感度になっておりますのと

可視光線透過率が30~40%前後と、明るさもほどほどであることが

汎用性があり、コントラストレンズとしてその目的にもよりますが

用いられる場合が多いです。

これらの見え方などについてはまた後程ご説明させていただきますが、

OZ-16を始め、比較的赤系やオレンジ、黄色系のレンズを

コントラストレンズと呼ぶことが多いですが、

逆に青やグリーンレンズも、見る対象によってはコントラストレンズとも言えます。

一概にコントラストレンズを、コントラストを上げたいという考えよりも

しっかり見るもの、あなたが見たいもの、そしてその視界を実現するための

レンズが金栄堂の、そして私の考えるコントラストレンズです。







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2012年2月12日日曜日

TALEXカッチュウ偏光レンズの強度テストと検証

本日タケオNEWSを更新させていただいております。

今回は数ある偏光レンズの中でも比類なき強度を誇る

TALEX偏光カッチュウレンズ。

このカッチュウがどれだけ強度があるのかを実際にテスト・検証を

行っております。

確実な目の保護をこれだけの強度でしっかりと保護するとともに

通常の染色カラーレンズでは除去できない反射光を抑えてくれる

理想的なスポーツ用偏光レンズ素材です!



コントラストレンズについてもそうですが

偏光レンズやコントラストレンズなどを使うことで

あなたが見ている視界を変えることが出来ます。

トップアスリートの眼にはどういった視界が広がっているのか

一人一人の見え方を比較することは出来ませんが、

先日お話させていただきましたように、

情報をいち早く察知し、それを行動に移すというスポーツビジョンの考え方で

こうしたレンズを使用することで他のレンズでは成し得ない情報を

得ることが出来ます。

強度があり確実な目の保護が出来、

他のプレーヤーよりも情報処理を上げ瞬間で少しでも多くの情報を得る。

そしてそれをいち早く行動に移すことが出来る。

これがスポーツグラスの大きな役割でありプレーヤーにとっての

大きなメリットです!









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2012年2月9日木曜日

情報収集能力を向上させるには

スポーツビジョン、つまりスポーツにおいての目の役割は

その競技においていくらでも正確に情報を取得し

それを行動に移すというインプット→アウトプットの、インプットの部分に当たります。

インプットは情報収集力とも言い換えることが出来ます。




スポーツビジョンは

・動くものをはっきり見る「動体視力」

・素早く目を動かす「眼球運動」

・一瞬で多くの情報をキャッチする「瞬間視」

・広い範囲を同時に見て取る「周辺視野」

・見たものに対して迅速かつ適切に対応する「眼と行動の協応動作」

の5つがあり、これらの要素が複雑に絡み合ったものです。





この中で瞬間視と周辺視野について

トレーニングという部分を除けば、私が出来ることは

その瞬間でいくらでも多くの情報を瞬時に、的確に取得出来るような

アイウェアのご提案をしていくということが出来ます。

瞬間視、周辺視野について、先日お話させていただきました

出来るだけ広い視界の確保と、見える視界をいくらでも情報が取得出来る

視界に変えていくことです。







そこで特に重要になってくるのはレンズの色、レンズカラーです。

まず色の濃さというものは距離感や物体の大きさを左右します。

一般的にまず赤や橙などの暖色系の色を見た場合、近く感じます。

逆に青などの寒色系の色は遠く感じられます。

そして物体の大小感は、色合い(色相)よりも

明度、つまり明るさの影響を大きく受けます。

ゴルキチ氏のブログにもあるようなボールの大きさが違って見えた現象です。

そして誘目性、周囲の注意をひきやすい目立ちやすさのことです。

そして視認性です。

文字通り認められやすさのことです。

これは背景色によって大きく変わるとされています。

明度さの大きい色ほど視認性が高い色と言えます。

コントラストの差が大きければ大きいほど認識しやすいということです。







これらの要素が非常にスポーツビジョンにおいては重要な項目となりますが

仮に同じ競技であっても、背景、つまり場所が変われば

普段とは違う景色になりますし、天候や時間帯も違えば見え方も変わります。

つまりこれらは背景に大きく左右されますし、常に一定ではないと言えます。

その中でコントラスト性能が重視される場合もあれば

レンズの明るさ(レンズの濃さ)を重視しなければならない場合もあります。

コントラストについてや明るさの違いについては

後日また詳しく触れさせていただきますが、

プロやオリンピック選手をサポートさせていただく中で

この人たちの目にはどういった視界(見える世界)が見えているんだろうと思います。

文頭に書かせていただきましたこの情報処理能力を向上させることが出来れば

多くの情報を一瞬で取得出来るようになれば、

次にどう動いたらよいかなどをいち早く察知出来ます。

それはあなたにとって大きな武器となることは間違いありません。

金栄堂にインプレッションという形で毎回サポート選手の皆様から

ご報告を頂戴しておりますが、それは私にとっても大いに参考になるデータであり

それをしっかりとフィードバックさせていただき、

本当に見たい視界の実現と、それらを使うことであなたのご活躍の助力となる

アイギアを創り上げます!











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2012年2月7日火曜日

競技や状況に応じたベストなセレクトを

普段どんな風に動画を撮っているのかと聞かれますが

夜な夜なこんな感じで動画を撮っています。



日中ですと電話が鳴りっぱなしになることも多いですし

お一人お一人のお客様との時間を大切にしたいと思っておりますので

どうしても撮影したりするのは夜になってしまいます。

ですが動画でしかお伝え出来ないこともありますし、

今後こういった動画などを用いて、よりその機能性や性質など

皆様に情報公開出来ればと思っておりますので

是非これからもご覧いただければ幸いでございます。







今冬もすごい積雪量で、この長井市は161cmという記録で

長井市の積雪最高記録を更新したそうです。

そんな今年はすごい積雪量ではありますが

スキーヤー、ボーダーの方々にとっては今年は非常に雪質もよく雪の量も十分で

楽しく滑られている方も多いのではないでしょうか。

実際金栄堂に今年お越しになる方々で楽しまれていらっしゃる方も多いですし、

長井市のスキー場がリニューアルオープンしたこともあり、

多くのスキーヤーの方々がこの冬を楽しまれていらっしゃいます。

そんな中おかげさまでウインタースポーツにということで金栄堂にも

ウインタースポーツ用のアイテムをオーダー頂いております。

春・夏スキーではサングラスを、という方も多いですし

クロスカントリーなどの競技でも同じくサングラスという方が非常に多いです。

ですが逆にボーダーの方やアルペンなどの競技、

一般にスキーを楽しめれる方々はほとんどがスノーゴーグルです。

サングラスの形状よりも、ゴーグル形状の方が雪が入ってきたり

冷たい風などから眼だけでなく眼の周りや顔をしっかり保護してくれるからです。

そしてこれだけの密着性を誇りながらもダブルレンズなどで

比較的曇りにくい構造をしているのもゴーグルを着けられる方が多い理由でしょう。

スポーツサングラスなどがこういった場面でも活躍する場面は多々あります。

ですが私自身やはり滑りにこの時期行くときはゴーグルです。

それはやはりその雪や冷たい風から眼や顔を保護するという性能面が

曇りの部分を差し引いてもゴーグルの方が秀逸だからです。








今回申し上げたいのは、スポーツグラスやスポーツサングラスと呼ばれるもので

いわゆるメガネやサングラスなどのような形状をしたものが

必ずしもどんな状況下でもベストではないということです。

それに特化したアイテムや適したアイテムがあれば当店もそういったものを

実際にまたテストし検証をしてご提案させていただきますし、

あくまでその競技者や選手の方々にとってベストなものをご提案していくことが

スポーツグラスプロショップであると言えると思いますし、

私自身はそういった考えでお店に立たせていただいております。

実際にこれスキー用として謳ってあったんだけど、

これ夜かけて大丈夫と言われたんだけどなどなど…。

そういった声もありますが、実際に拝見させていただいて、

とてもそういった状況下では使えないものであったことなどもあります。

適材適所という言葉が当てはまるのかどうかではありますが、

ベターではなく、ベストなセレクトをしていくことがスポーツにおいては最も大切です。







また、度付きだから、メガネをかけないといけないから

スノーゴーグルが出来ないでいるなどのお声も頂きますが、

度付きユーザーのために、金栄堂ではスノーゴーグルを度付きに出来る

ゴーグルクリップというものもご用意をさせていただいております。

■度付きゴーグルクリップ




取り付け・取り外しも簡単に行えますのでコンタクトとの併用も出来ます。

このアイテムもスキーなどでゴーグルを使用される度付きユーザーのために

開発されたアイテムです。

このゴーグルクリップを使用することで多くのスキーヤーの方やボーダーの方に

非常にご好評いただきお喜びの声を頂いております。

これはあくまで一つの考えではありますが、現時点でスキーやスノーボードを

楽しまれる方々で、普段コンタクトが使えなかったり

メガネを使用されていらっしゃる方などには

そのお悩みを解決し、競技や滑りを楽しめる

現時点でのベストなアイテムだと思います。

このようにその求められる内容をかなえられる、

その方にとって最高のパフォーマンスを得られる

ベストなご提案を今後も行ってまいります。












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2012年2月6日月曜日

オークリーレンズの強度テストと検証結果

本日タケオNEWSにてオークリーのレンズの強度を確かめるべく

テストと検証をした動画を作成させていただきましたので

是非ご覧いただければと思います。



また、以前の記事にてレンズの耐衝撃性についての記事を

書かせていただいておりますので、合わせてご参考にしていただければ

と思います。

■レンズの耐衝撃性について

先日一つ一つで考えるのではなく、アイウェア全体で考えると申し上げましたが

そのどれか一つでも使えない、危険なものであるならば

本当に目を守るということは成し得ないでしょう。

そういった部分で現時点でオークリーのアイテムは非常に秀逸であると言えます。

そしてオークリーのミリタリー部門としてESS(イーエスエス)というブランドは

米軍に直接商品を納めている会社で、これらのアイウェアの製作は

オークリーU.S本社で行っております。

国内では銃を撃ってのテストは出来ないため、ESSの動画をご紹介させていただきます。





米軍に供給されている動画もご紹介させていただきます。

2011年-2012年、ESSはこの機能性から、米海軍と独占契約を果たしています。



スポーツビジョン、つまりスポーツにおける情報を眼から80%人間は得ているそうです。

眼が的確にその情報を得ることが出来なければ

その競技に支障が出てきたり、競技やスポーツそのものが出来なくなる恐れがあります。

逆に申し上げれば、眼に対して風や障害物から確実に目を守り

的確な情報を眼に伝えることが出来れば、その競技で絶大な力を発揮し、

使われる選手・アスリートにとって代えがたい武器と成り得るでしょう。

スポーツにおける眼の役割は非常に重要であると言えます。

その眼を確実に保護し、あなたのスポーツ時の視界・見ている世界を

本当にあなたが見たい世界に変えれるのは、

唯一スポーツグラス・スポーツサングラスです。

そしてスポーツ系などというようなものではなく

私自身がテスト・検証をし、金栄堂サポート選手の皆様にもご協力いただいて

本当に信頼出来るものだけを金栄堂ではご提案させていただきます。






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2012年2月4日土曜日

スポーツグラス・スポーツサングラスのもう一つの役割・アスリートの持つ能力を最大限に引き出すこと

スポーツグラス・スポーツサングラスの役割として

眼の保護、眼の周りの肌など顔の保護の重要性は今までの記事を

ご覧いただければと思います。

後日になりますが様々なテストを金栄堂で行っており、

そういったものも動画などでご紹介させていただきますので

また是非ご覧いただければ幸いでございます。

その保護性がまずはスポーツグラス・スポーツサングラスの絶対条件ですが

それだけではただの保護メガネと変わらないものになってしまいます。

それでは、スポーツグラス・スポーツサングラスのもう一つの役割とは?

それは、スポーツグラス・スポーツサングラスを着用することで

選手・アスリート自身のもつ能力を最大限に引き出すこと です。






これはレンズやフレーム単体の考え方でなく、

そのアイテムの全ての要素が選手のポテンシャルを最大限に引き出すのです。

そのアスリートや選手のためにご用意させていただく要素は

そのうちの何かがなくとも大丈夫というわけにはいきませんし

逆に余計なものを付加したとしても成り立ちません。

シンプルイズベストとは意味合いが違いますが

必要な要素をしっかり盛り込み、その機能を最大限に活かすことが重要です。

難しい書き方をしてしまいましたが、例えば7EYEのSPF100シリーズ。



この商品はフロント裏側にアイカップという風防がついており

バイクなどで高速で走った場合などにも風などの巻き込みを軽減し

高速でも目をしっかり開けて走行が出来るというアイテムです。



ですが、例えばジョギングをされる方がこれを着けて走ったらどうなるでしょうか。

まずこれだけの風防効果を誇るアイテムのため曇ります。

そしてこの7EYEの商品はもともとバイカーズアイウェアとして

ヘルメットに入るようにと、腕(テンプル)部分が短めに設計されております。

特にジョギングやマラソンでは横に動くことはほとんど考えられません。

走る振動によって上下に動く場合が多く、

このテンプルの長さではヘルメットなどを着用しない場合の

上下の動きに対しては非常にズレやすくなります。

せっかくのスポーツグラス・スポーツサングラスの機能が高くとも

曇って視界が確保出来なかった場合は外すしかないですし

走っていてずれたりした場合は手でかけなおしたりしなくてはならず

それが競技に支障をきたしてしまいます。

7EYEのアイウェアはバイカーには最適だと思います。

ですがこういった場面では通常のメガネやサングラスよりも

更に使いにくいものになってしまいます。

そして先日スポーツ用レンズの役割に関してもかかせていただいております。

スポーツレンズの役割については、こちらの記事をご覧ください。

そのレンズを通した視界がすべてそのアスリートの視界となります。

例えば室内でバスケットボールをされる際、紫外線量で色の変化する

調光レンズというものは、室内ですと色は変化しないため不必要な機能です。

また、一般的に濃いレンズカラーを使用しては

室内では暗すぎて視認性が落ちてしまいます。

こういった例えのように、不必要な機能というのは価格が高くなるだけであったり

逆にその選手やアスリートにとって競技の妨げになってしまう

場合があるということです。





ではその選手・アスリートのもつ能力を最大限に引き出すためには。

その競技や使う状況などを考慮して最も最適なフレームとレンズを選定し

更にそのアイテムに対して適切なカスタムやチューンナップを行うことで

その選手・アスリートにとって大きな武器となるでしょう。

例えばゴルフ。

金栄堂ゴルフモニターとしてゴルキチ氏には様々なアイウェアを

テストしていただき、本当にゴルファーに求められるアイギアを作り上げるために

ご協力を頂き、それらを検証し、

商品の開発にフィードバックさせていただいております。

ゴルキチ氏には2012年新たに、

今まで作成させていただきましたアイウェアの使用感を元に、

それまでご使用いただいておりましたアイウェアの改善点をしっかり改良し

素晴らしいとおっしゃっていただきました部分は、

更にその性能を引き出せるように、

今回新しいアイテムをご提供させていただきました。

どういった考えでこの新しいゴルフアイギアを作成させていただいたのかは

ゴルキチ氏のブログの下記の記事をご覧ください。

■ゴルキチ氏ブログ~ぶっ飛びシングルの華麗なるショットメイキング
OAKLEY FASTJACKET 使用インプレッション1



私がゴルキチ氏のインプレッションや色々なお話合いから

このアイテムにたどり着きました。

ゴルキチ氏には光の入射が出来るだけないこと、

視界の妨げにならないこと、曇らないことが

まずゴルフ用アイギアとしての条件であるということを

最初のテストでおっしゃっていただきました。

その条件をクリアするのはもちろんですが

今回このFASTJACKETを選定したのはまずその光の入射に関してです。

まず以前ゴルキチ氏にはFLAKJACKETをお使いいただいたことがありました。

形状的には同じように見えるかもしれませんし、

OAKLEYでもこの新スイッチロックシステムの素晴らしさの部分を

広くPRしています。

このスイッチロックシステムは本当に画期的なシステムだと思いますし

ユーザーにとっても非常に有効な機能だと思います。

ですが今回私がゴルキチ氏にこのFASTJACKETを選定させていただきましたのは

そのスイッチロックシステムよりも、2眼式のアイウェアでありながら

RADARなどの1眼式アイウェアに近い視界と保護性を実現出来るというところに

着目し、このアイウェアで新ゴルフ用アイギアとして作成をさせていただきました。

1眼レンズではゴルキチ氏に最もゴルフに有効であるとおっしゃっていただきました

TALEXのトゥルービューは作成は現段階では受け付けがありません。

ですがこのFASTJACKETを使用することで、

その理想にかなり近いものが出来ると確信し、

今回こうして作成をさせていただきました。

更に私の方で今までゴルキチ氏に頂きましたインプレッションをもとに

曇りの面でのアイウェアの密着性の改善や、角度調整などを行い

今まで頂きました内容を網羅出来るように、

そして以前は出来なかった細かい調整の部分なども行うことで

今までおそらくどなたも気にもとまらなかった部分ではありますが

そういった改良を行うことで、

よりゴルフに特化したアイテムに仕上げることが出来ました。

もちろんこれからまたゴルキチ氏にテストを行っていただいて

更によりよいものを皆様にご提供出来るようにさせていただきたいと

思っておりますが、一つ一つの性能が例えば上記のように

ゴルフであればゴルフに適したレンズはあると思いますが、

それを活かすも殺すもフレームです。

そしてどんなによいフレームであっても

そこにつくレンズが粗悪なものだったり適さないものであれば

全くの無意味なものになります。

そしてカスタム。既製品の状態であればいくらでも安い方がいいでしょうね。

ですがそのままの形状では

例えば今回のこのゴルキチ氏にお渡しさせていただきましたアイウェアは

使えないものとして結果が出ていたでしょう。

曇りや密着性の部分、視界の広さと光の入射、見え方のための角度補正を

チューンナップカスタムとして行うことで、このゴルフ用アイギアは完成しました。

空想の理論などではなく実際にテストと検証をゴルキチ氏にしていただき

更に私の方でその改善・改良策をご提案させていただき、

ゴルキチ氏の多大なるご協力のもと新たに生まれたのが今回のアイウェアです。

これはゴルキチ氏と私で作り上げたものです。

おそらくこの組み合わせという部分はもちろん、ここまでの改良を行ったアイウェアは

金栄堂でしか作ることは出来ないでしょう。







私は他にも金栄堂サポート選手や、金栄堂にいらしていただけるお客様から

様々なことをお教えいただき、それらをフィードバックさせていただき

こういったアイテムを作らせていただいております。

現状で満足してはそこから進化はありません。

こうしてご協力いただいております皆様に感謝をさせていただき

私でしか作れない、本当にその選手、アスリートに求められる

本物のスポーツグラス・スポーツサングラスを

これからも創っていきます!





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2012年2月2日木曜日

特殊度付き化カスタム(1眼式スポーツサングラスオリジナル度付きシステム)

度付きスポーツグラス・スポーツサングラスが欲しいという

ご要望を多くのユーザーから頂きます。

ですがどうしてもこのモデルだと出来ないと断られた

自分の度数だとハイカーブのサングラスは無理だと

そう言われたり諦められる方も多くいらっしゃいます。

そういった方々にもしっかり金栄堂ではご希望のスポーツグラス・スポーツサングラスを

度付きで作成させていただくように様々な技巧を凝らして

作成を行わせていただきますが

先日Zerorh+の限定SAXO BANK GOTHAでの度付き依頼を承りました。

Zerorh+ GOTHA Limited SAXOBANKモデル

このようにレンズが右と左とが分かれていない、1眼式のアイウェアです。



右と左で度数も違えば、光学上1枚のレンズを度付きにすることは不可能です。

度付きレンズは目が2つあるように、必ず2つのレンズが必要となります。

ですがどうしてもこのモデルが欲しい、そして度付きにしたいという

ご要望を受け、私の方で色々試行錯誤し、このモデルを度付き化しました!

それがこちらです!



見た目まるで度付きには見えないのではないかと思いますが

しっかりと度数が入っております。

よく見るとこんな感じで度付きレンズが入っているのがわかるかと思います。



これは特殊な方法でサングラスレンズの内側に度付きレンズを取り付けるという

方法を採用し、私が考案しデザインして度付きレンズを取り付けました。

裏から見るとどのような形で取り付けがされているのかがわかると思います。



左右の度付きレンズが入った状態でこんな感じで出来上がっております。



この度付きレンズが入った状態でもサングラス正面からはほとんどわかりません。



実際に私が見え方などのチェックを行うために確認をしますが

こうしてかけてみるととても度付きには見えないと思います。

元のイメージというのも非常に大切で、度付き化することでイメージが変わることを避け

非常に格好よく仕上がったのではないかと思います。




よく1眼式ではインナークリップというものを採用されるアイウェアなどもありますが、

どうしてもフレームがもう1枚サングラスの中についてしまうことで

眼から離さなければならない、インナークリップが外から見える、

インナークリップとサングラスレンズのカーブが異なり見づらい、

イメージが変わるなど、様々な不具合が出る場合があります。

今回この限定GOTHAにはそういった不具合が構造上出易いために、

あえてインナークリップ式(Zerorh+からも出ておりません)ではなく

このような方法で度付き化をいたしました。



こうなることで見た目だけでなく、度付きレンズがサングラスレンズに

非常に近い位置に取り付けられ、レンズカーブを合わせ最適な度付きレンズ補正を

行うことで理想に近い状態で仕上げることが出来たと思います。








誰しもわざわざ格好悪いものをつけたくはないですし

スポーツ時に度付きだからとあきらめてほしくないんです。

度付きであっても、度数が必要なアスリートでも

最高の状態を引き出し、度付きスポーツグラスがその方の大きな力となってくれるように。

その思いから皆様のご要望にお応えできるように、

そしてスポーツを度付きでも楽しめるように

私はもう何年も様々なことにチャレンジしてまいりました。

度付きであったとしてもそのパフォーマンスを落とすことなく

最もその方にとってベストな状態に持っていけるように

今までも取り組んでまいりましたし、これからもさらによりよいものを

ご提案出来ますように頑張ってまいります!








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