2012年1月31日火曜日

紫外線が目に及ぼす影響とその対策

先日もお話させていただきました

スポーツグラス・スポーツサングラスの紫外線対策について

タケオNEWSの方で動画を作りましたのでご覧いただければと思います。



紫外線に対するスポーツグラス・スポーツサングラスの役割については

以前の記事やこの動画をご覧いただければと思いますが

ご質問もいくつかいただいておりますので、この紫外線が目に及ぼす影響について

ご紹介させていただきます。




紫外線の強さは、時刻や季節、さらに天候によって大きく変わります。
太陽が頭上にくるほど強い紫外線が届きます。
一日のうちでは正午ごろ、日本の季節では6月から8月が、最も紫外線の強い時期になります。
山に登ると空気が薄く、より強い紫外線が届きます。
標高の高いところに住む人たちは強い紫外線を浴びるために、
標高の低い土地に暮らす人と比較して大きな影響を受けます。
また、雪や砂は紫外線を強く反射するので、スキーや海水浴のときには、強い日焼けをしやすくなります。● 有害な紫外線は南に行くほど強い傾向にあります。
● 春から夏(4~9月)に1年間の70~80%が照射されています。
● 1日では、正午をはさむ数時間が最も要注意です。
● 曇りでも有害な紫外線の80%以上が透過します。
● 直接放射に加え、地表面の反射や大気中での拡散も影響します。
● 有害な紫外線は、標高1000m上昇で10~12%増加すると言われています。
● 日陰は50%、室内でも10%以下の有害な紫外線が照射されています。






紫外線による眼病



人の眼は、結膜、角膜などの眼球表面と、眼球内部の組織からできています。波長が280ナ
ノメートルを越える光が眼内へ侵入します。80%以上は角膜で吸収、角膜を通過した紫外線
のほとんどが水晶体で吸収されます。残りの1~2%は、眼の奥の網膜まで到達してしまいま
す。紫外線による眼病は、「雪目」と呼ばれる角膜炎や失明の第一原因である白内障、翼状
片などがあげられます。


■紫外線角膜炎
紫外線に強く曝露した時に見られる急性の角膜の炎症で、曝露後30分から
24時間たって角膜の多発性上皮ぴらんを生じます。
異物感、眼病、流涙、結膜充血がみられます。
(南山堂医学大辞典第18版)
雪面など特に反射の強い場所で起きる“雪目(ゆきめ)”が有名です。

症状は数時間で現れ、大部分は24~48時間で自然治癒します。



■翼状片

眼球結膜(白目)が翼状に角膜(黒目)に侵入する線維性の増殖組織で、通常は鼻側に好発します。
異物感、充血、乱視を生じ、瞳孔領近くまで伸展すると視力障害をきたしますが、進行は早くありません。

戸外で活動する者に多発し、紫外線曝露を含めた外的刺激がその発症に関係すると考えられています。
紫外線曝露量の多い人ほど翼状片に罹る割合が高いことが明らかになっています。





■白内障


白内障は眼科疾患の中で最も多い病気のひとつで、加齢によるものが大部分を占めています。
水晶体本来の加齢変化の上に複数の原因(危険因子)が加わって、
水晶体が混濁して(にごって)物が見えにくくなってきます。
白内障は進行するとやがて失明に至り、手術以外では視力は元に戻りません。

そのため、手術を受ける機会の少ない途上国を中心に失明者は増加しており、
白内障は全世界でみても失明の第一原因となっています。




■黄斑変性症

欧米ですでに失明原因の1位を占め、日本でも急速に増えてきた疾患です。
英国では400,000人がこの病気にかかっており、このまま増え続ければ、

15年以内に100万人の人が視力を失う恐れがあります。
この病気は網膜に異常な老化が起こり、黄班部が変性して、
視界の中心部が歪んで見えたり、中心が見えなくなったりなどの症状が出ます。
この病気の恐ろしい点は抜本的な治療が見つかっていない事です。
症状なしに時間をかけて進行する特徴があり、発病すると2、3週間で突然視力を失う事もごく普通です。


このように紫外線を浴び続けて眼に対していいことはないですし

重大な疾患や眼病を及ぼす可能性もあります。

この紫外線、有害光線から目を保護する最も有効な手段が

UVカットサングラスをかけることであり

更に屋外での作業やスポーツ時などでの

様々な角度からの入射を防ぐことや、

紫外線のカット率を高いものを使用することで

確実な目の保護をすることがスポーツグラス・スポーツサングラスの役割です。








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