2012年3月23日金曜日

可視光線透過率とレンズ特性

可視光線透過率とは私たちが見ることが出来る=可視出来る光線のことを言います。

紫外線や赤外線は見ることが出来ないことから、不可視光線と呼ばれます。

そして可視光線透過率とレンズ濃度との違い、

同じ可視光線透過率の数値でもその色の特性によって見え方が変化しますことを

タケオNEWSの方で解説させていただいておりますので

是非ご覧いただけますようお願い申し上げます。



この色の特性、極端な例で申し上げれば先日金栄堂のHPでも

ご紹介させていただきましたネオコントラスト/シーコントラストなどが

各々の波長帯の可視光線透過率を表す分光透過率においては

この波形のように、ある一定の波長帯のみを極端に落とすことで

落ちている波長帯以外の部分が強調され

コントラストが向上して見えるというレンズです。

■ネオコントラストレンズの分光透過率表


通常このような波形に色だけでコントロールすることは難しく、

特に光学におけるバンド幅は通常ここまでのバンド幅で調整するのは

染色だけでは出来ないものです。

通常染色したレンズのバンド幅というものはその減光している波長域の部分では

なだらかな一定の長さの幅を持つ波形になります。

無機のネオジューム鉱石と有機のプラスチックを融合させるという

画期的な方法により、上記のような特殊な波形を持つレンズに

仕上げられ、他の波長域との差で非常に高いコントラストを出し、

視認性を高めることが出来たわけです。

続いてはこちらの分光透過率表をご覧ください。


これはTALEXトゥルービューの分光透過率表です。

ネオコントラストとは逆に、各々の波長域に対しての凹凸がないのが

お分かり頂けると思います。

これは端的に申し上げればすべての色が変化なくトーンダウンするということで、

この状態は色の3原色に基づいて作成された

TALEXトゥルービューのみが成し得るものであり、

色調を変えずとにかく自然に見えるレンズということです。

色が変わらないということは、距離感の違いも出ません。

数ある偏光レンズの中で唯一色で特許を取得しているのが

このTALEXトゥルービューで、他社では真似出来ないレンズです。

このように表示されております透過率のものが数値が同じであっても

各々のレンズカラーなどによる特性が異なり、

適したシーンや時間帯、競技の種類、その方の眼の状態などによって

その選手にとって本当にそのレンズの持つ効果を最大限に発揮し、

力になってくれるレンズというものは全て違います。

レンズカラーは無数にあれど、本当に適した情報を提供してくれるものとは

上記のような眼の状態や癖、見たいもの、使われるシーンや時間帯で

適したものが変わります。

逆に本当に見たい視界、本当に得たい情報を提供してくれるレンズとは

表示されている数値だけでは計り知れるものではありません。

その分析とご提案は長年のテストをプロアスリートの方々や

金栄堂のお客様とともに検証し、分析してきたからこそ

最適なご提案が出来るものであり、これが私が出来ることです。

本当に見たい視界を実現するために、

本当にあなたにとって必要な情報を提供するために

あなただけの本物のスポーツグラスを創らせていただきます!







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